家電製品ミニレビュー - 穏やかで快適な暖かさを実現するデロンギ“究極のヒーター” - 家電Watch
ゲーロゲロ、たった4時間40分で5.59kWhも消費してるのか。
月に120から200kWhしか使わない身からすると、この消費電力は「電気をどぶに捨ててる」ぐらいの感覚になる。
仮に、平日8時間、土日祝12時間という概算の場合、平日20日、土日祝10日とした場合、1か月335kWh…。
暖房費だけで、月の電気代が3倍以上になる勘定。
エアコンだと暖房でも最大500W以下だから、単純計算でも同じ電気代で、倍以上の時間使える。
ついでに言えば、加湿器とセットじゃなければ、室温が上がれば湿度は相対的に下がるので、「肌が乾燥してカサカサしてしまったりということは一切ない」というのは、エアコンと条件は同じ。
灯油やガスを熱源としている場合、燃焼時に水蒸気も発生するので、自然と加湿されるが、オイルヒーターやシーズヒーターなら、湿度に関してはエアコンと同じなのだ。
つまり、「気のせい」である。*1
しかも、オイルヒーターなら面での加熱になるので、独特の暖房特性があるけれど、シーズヒーターを5本って、電熱線を金属で覆っただけの、電熱ヒーターと大差ない仕組みだから、オイルヒーターのような側面の輻射熱による暖房がメインじゃなく、シーズヒーターに直接暖められた空気が上の通気口を通って出すタイプの暖房となる。
これ、「ストーブ」に近い暖房特性じゃないのか?
(前略)
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnreview/20150113_683172.html
本体に手をかざしてみると、上部からの方がより熱が放出されているように感じた。立ってみると、確かに室内の上部の方がより暖まっているようだ。
(後略)
あ、やっぱり。
火を使わないので、二酸化炭素や一酸化炭素中毒の懸念が無いのもエアコンと同じだし、お金があって、高気密・高断熱住宅に住む人なら…という「趣味の暖房器」じゃないかと思われ。
少なくとも、趣味的な暖房特性としてはオイルヒーターのゆったりとした暖房が面白そうだし、効率を考えればエアコンが一番になる。
これって、電気でストーブのような暖房をしたい、というニーズには合致しているけれど、それを以て「究極」とは言い難いんじゃないかなぁ。
*1:一応、エアコン暖房の場合、暖めた空気が上から下へ吹き出す為、湿度の高い下の空気と触れ、加湿される機会がほかの暖房方式に比べて少ないため、「暖かい場所の」湿度が下がりやすいという傾向はあるが、部屋全体でみれば含有する水分量は同じである。部屋全体が温まれば、自然と湿度も均一化される