gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ギリシャ「戦争中の損害賠償を」 独は拒否 外相会談:朝日新聞デジタル

欧州連合(EU)主導の緊縮策の見直しを求めているギリシャのコジアス外相は10日、ドイツのシュタインマイヤー外相とベルリンで会談し、第2次世界大戦中のナチス・ドイツ占領による損害の賠償要求を検討中だと伝えた。シュタインマイヤー氏は「賠償問題は解決済み」と拒否した。ロイター通信が伝えた。
賠償要求はギリシャのチプラス首相が就任前から主張し、8日の施政方針演説でも表明。ギリシャでは緊縮策の徹底を求めるドイツへの反感が強まっている。
シュタインマイヤー氏は10日の会見で、「ナチス占領期にギリシャで起きた『ひどい出来事』に対する政治的、倫理的な責任は十分に認識している」とした上で、「すべての賠償問題は法的に解決していると確信している」と述べた。
賠償問題は、ギリシャ側がこれまでもとり上げてきたが、ドイツ側は、両国が1960年に交わした賠償に関する合意などを根拠に「解決済み」の立場だ。(ベルリン=玉川透)

http://www.asahi.com/articles/ASH2C5258H2CUHBI011.html

ギリシャ人ってマジで白い朝鮮人だと思う。
粉飾してまでEU加盟して、その後も放漫経営で破綻した後、EU離脱するぞと脅して借金の一部棒引き、更には追加の金融支援まで貰っておいて、その後も態度は改まらずにまた経済破綻しそうだから、ちょっとドイツ野郎、金よこせ。ときたもんだ。
ガチクズ過ぎて、笑えない。
この件に関していうなら、ドイツが応じる可能性はゼロであり、EUの財布であるドイツの心証が悪くなる一方なので、ビタイチメリットが無いどころか逆効果なんだけど、それでもやってしまうのがコリアンクオリティ…もとい、グリィーククオリティ。
そこにしびれないし、あこがれない。
閑話休題(それはさておき)
日本とドイツではそもそも立場が異なり、ドイツは東西分断により、東ドイツは「俺、ナチとか関係ねーから」で賠償を回避。西ドイツも国交のある国限定の「ナチスの犯罪に対する」賠償を済ませると、戦争に対する国家賠償はほとんど全て回避している。東西併合した後は、西ドイツの立場を継承して「既に終わった話」と全スルーである。
そもそも、謝罪に関しても「ナチス(ヒットラー)という狂人による罪であり、ドイツ民族の罪ではない」という立場を一貫しており、国家として罪は認めないという立場なのだ。(だからユダヤの一部で賠償を拒否する動きがあった)
対して日本の場合、旧日本帝国と現在の日本国は国として継続していたので、サンフランシスコ平和条約以外にも、個別の賠償を行い、関係した全ての国に対して戦後賠償と謝罪を行っている。*1
しかも、賠償だけでなく、個別ODAという形で継続支援を行い、今もアジア開発銀行に対する最大の出資国という形で日本の支援は続いている。
更には、中国と韓国がうるさいので、毎年のように「反省の言葉」を言わされる状況。
だから、単純に日本とドイツを比べた場合、明らかに日本の方がケジメを付けている事は、少しでも事情を知り、まともに歴史教育されている人ならすぐに理解できるので、中国や韓国が日本から戦後賠償の「おかわり」を引き出すために、折に触れてドイツに言及すると、ドイツ人はヤブヘビになるので、苦い顔をするのだ。

*1:例外は北朝鮮だが、北朝鮮を日本は国家承認しておらず、日韓基本条約に基づき完了している、という立場。中国は賠償請求を放棄しているが、これは旧日本が中国に残したインフラと兵器をそのまま接収する為で、日中国交正常化後は、ODAという形で2重取りしている