gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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【給食『餌』で論戦】生徒の発言に市議愕然、橋下氏「ご飯一粒残したら、親に怒られた。食育を」 - 産経WEST

27日に行われた大阪市議会の代表質問で、橋下徹大阪市長大阪維新の会代表)と民主系市議団の福田賢治幹事長が市立中学校の給食事業をめぐり論戦になった。福田市議は「『給食ちゃうで、餌やで』という子供がいる」と述べて味が不評であることを強調。これに橋下市長は「僕の子供が言ったら、大激怒だ」と反論し、逆に子供への「食育」の必要性を訴えた。
給食は業者に弁当の配送を委託するデリバリー方式を採用。衛生上の理由からおかずが冷蔵保存されるため、「冷たくておいしくない」などと評判は芳しくない。
質問に立った福田市議は「実際に学校へ視察に行ったが、私の前で給食を食べていた生徒が『おっちゃん、これ給食ちゃうで、餌やで』と話し、がくぜんとした。このまま見捨てておけない」と主張した。
これに対し、橋下氏は「温かい汁物やカレーなども出している。僕の子供が『餌だ』と言ったら大激怒する。飽食時代を象徴しており、国の崩壊につながりかねない。食育をして、教育しなおすべきだ」と猛反発。
「僕は、ご飯一粒残したら、親に怒られていた。農家の人にどれだけ失礼なことなのか」「アフリカや北朝鮮の子供たちに比べ、感謝の気持ちを持たないとだめだ」と一気にまくし立て、「福田先生もこんなこと言われたらガツンと怒らないとだめだと思いますよ」とたたみかけた。
福田市議は「次、行きます」とだけ告げて別の質問に移り、議論は打ち切られた。

http://www.sankei.com/west/news/150227/wst1502270090-n1.html

まず、この件で判るのが橋下のお得意な不誠実な論点ずらしの炸裂と、問題把握・解決の「意志が無い」という点。
これは、相手を論破すれば「勝ち」な弁護士としてはともかく、政治家としては論外である。
…まあ、ジミンに難癖だけを付けてれば食えるミンス議員の多くと共通した特徴だけど。
この件で更に問題となるのは、「論点が違う、食育と給食がマズイ事は関係ない。そしてここはアフリカや北朝鮮ではなく、日本であり、大阪だ」と福田市議とやらが反論できない程度の知能しかない点で、大阪民の深刻な人材不足、能力不足に失望を禁じ得ない。
それとは別に、子供時代に、温かく美味しい学校給食を食べてきた身として、米からおかずまで冷たい食事、暖かいのはみそ汁だけ、と言う物が、どれだけ残念か、それを3年間毎日食わされる学生時代、と言う物を想像するだけで、大阪の中学生に同情する。
昔に比べるとアレルギーだとか給食費問題だとかあって、その存続まで議論される学校給食だけれど、「同じ釜の飯」を食って遊び学ぶ学生時代の思い出って、決して悪くなかったと思うだけに、金が掛かるとか、食育の意義とかを別にして、「学生の為になる決断」をして欲しい。
少なくとも、ハシシタには金が掛かる給食センターの設置や、配膳設備の強化に金を出す意思が無く、問題提起した福田市議とやらも、単なるハシシタ攻撃の口実にしか考えていないと言う「雑さ」が見え見えで、「子供たち」が視界に入っていないのがよく判る一幕だと思う。