gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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8ヶ月間売れなかった家。フォトグラファーが写真を変えたら"たった8日"で売れた!?|写真関係全般 デジタル@備忘録

なぜ売れないのか?その理由は明確だとHarry Lim氏は言います。
それは不動産会社が公開していた写真の質が悪く現地へ足を運んで実際に見たいと思えるような写真では無かったから。
長期間売れなかったために新しい不動産業者にこの物件は引き継がれました。
新しい不動産業者は写真の重要性を十分に理解していたので建物撮影のプロであるHarry Lim氏に撮影依頼。
そしてHarry Lim氏が外観や各部屋を撮影することになったそうです。
プロのフォトグラファーへ仕事を依頼する必要性をよく分かっている不動産業者だったのですね。
結果、今まで公開していた写真とは見違えるような写真へと変化。
約8ヶ月もの間売れなかった物件がクオリティの高い写真へと変えたらたった8日間で売れてしまったというのが今回話題になっている話の概要です。
(後略)

http://digibibo.com/blog-entry-3208.html

話のネタとしては面白い。
ヤフオクで出品者やってた経験と、落札者として利用していた経験で言うならば、写真の有無、その出来の良し悪しは、間違いなく落札率や落札価格に影響する。
折角写真を付けていても、現状を「より悪く」見せる写真を付けていたのでは、当然、落札されない
…んが、それより落札率に影響するのは、情報提供の仕方だったり、出品者の信頼性だったり、送料などの追加手数料の有無だったりする。
結局のところ、写真の有無や出来といった部分が、検討素材として挙がってくるのは、費用や性能といった基本部分が「同じような物件」が幾つもあった場合、なのだ。
逆に言えば、ちゃんとした「売り」要素があるなら、明らかに現状以下の状態を映すような写真は論外だけど、今回の例で言うなら「Before」の写真は、明らかに「After」と比較して劣る構図の写真ばかりだが、論外と言うほど酷くも無いので、致命的に問題があるとは思えない。
「たった8日間で売れてしまった」と書いてあるが、前の不動産屋と新しい不動産屋で、販売前提が本当に等しかったのか、情報の露出方法などに差は無かったのか。
それ以外の条件もきちんと確認しないと、この写真だけで「売れた」というのは、言い過ぎだと思う。
実の所、こうした「写真の見栄えを良くする」というのも、上で挙げた「売り」要素でもあるので、新しい不動産屋が「(見栄えに)追加投資」している、と考えれば、「売れた理由」とも言える事は言えるのだが。
でもそれは、「常に金掛けて写真を撮るべき」という話には繋がらないよね、と言う話。