gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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陰りゆくサムスン、このまま衰退するのか?競争力を失ったスマホ事業、復活は絶望的か | ビジネスジャーナル

世界のスマートフォンスマホ)市場の2強である米アップルと韓国サムスンの業績が、好対照になっている。アップルはiPhone 6などの好調な売れ行きを背景に、5四半期連続で業績が拡大している。一方、サムスンはリーマンショク以降の事業拡大を支えてきたスマホ事業が不振に陥っている。
両社に加えて小米(シャオミ)などの中国勢の台頭もあり、今後スマホ市場の競争はさらに激化することが予想される。積極的なビジネス展開で世界有数のスマホメーカーにのし上がってきたサムスンが、これからの市場環境の変化へいかに適応することができるか注目される。
(後略)

http://biz-journal.jp/2015/05/post_10134.html

サムソンの名機と言えば、Galaxy Nexusが絶頂期で、S3以降は、もうその威光で売れてただけだからなぁ…。
Android端末としては「全部入り」のNexusは、GoogleのOEMブランドだけあって、同時期に発売された端末に比べれば圧倒的に高い完成度と、価格性能比を誇り、きちんとアップデートしているなら、今でも十分使えるパフォーマンスがある。
そして、その後継を謳った高性能端末S3は、ハイエンド志向なユーザ層に受け入れられ、性能的にAndroid端末の後塵を拝しつつあったiPhoneに対して優位を誇り、サムソンの市場拡大に貢献した。
…が、この時点で高性能化競争で端末価格が跳ね上がり、世代を上げるほどに周辺のAndroid端末との性能価格差に開きが無くなると、日本国内ではどんどん売れなくなり、iPhone6でようやくアップルが端末性能で追いついてくると、完全に優位性を失った。
今となっては人件費で優位なシャオミに、全く同じ戦略で価格勝負に持ち込まれ、泥沼の消耗戦。
パクリありきで、イノベーションという分野に投資してこなかったサムソンは、S4はS3と同路線、S5はiPhoneの真似をして指紋認証搭載と、全くオリジナリティを感じさせない売り方で、ようやくS6で曲面ディスプレイという新機軸を出してきたけれど、機能的に優れている訳でもないという微妙な新機軸で、ようやく「生みの苦しみ」という洗礼を食らっている真っ最中。
せめて、S5の段階で路線変更していたならともかく、シャオミが技術的にサムスンと同等以上のアッセンブルが出来るようになっている時点で、もう手遅れとしか。
サムスンのメイン市場が中国なのに、中国に最大のライバルが居る時点で、何をかいわんや。
なお俺氏、Android端末は5つ持ってるけれど、サムソン機は1台も無い。
個人で使いたくなるような魅力に乏しいからなぁ。