gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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英国“中国製原子炉導入”の衝撃と背後にあるTPPへの焦り|今週のキーワード 真壁昭夫|ダイヤモンド・オンライン

10月21日、中国の習近平国家主席は英国のキャメロン首相と会談し、同国南東部で計画している原子力発電所に、中国製の原子炉を導入することで合意した。中国製の原子炉の導入は先進国では初めてであり、多くの専門家から驚きを持って受け止められた。
当該原発プロジェクト企業には、中国広核集団(CGN)が66.5%を出資することになっており、原子炉の建設及びその後の運営までのほとんどを中国企業が担うことになる。
(後略)

http://diamond.jp/articles/-/80598

いや、設計に関しては中国に全面的に任せられる訳が無い。
中国が建造できる第三世代+型は東芝−WH連合のAP1000だけど、今回はフランスと組むのでAP1000は使えない。
多分、欧州加圧水型炉(EPR)になると思うけど、どう考えても、フランスが中核部分の設計と製造を担当しなければ、マトモな物が出来上がる筈が無い。
そもそも、建屋部分の建造だけでも、中国でAP1000を建造した際も設計自体はWHが行っており、当時の受注条件であるWHからの技術供与があったとしても、いきなり経験ゼロからの設計は危険すぎる。
しかも、施工まで中国企業の建造だと…。