ステルス性備えた実証機 来月にも初飛行か NHKニュース

アメリカなど各国がステルス戦闘機の開発に力を入れるなか、防衛省が開発を進めるステルス性を備えた実証機が、早ければ来月にも初飛行を行う見通しとなりました。
ステルス戦闘機は、レーダーに探知されないよう機体の形を工夫するなどした次世代の戦闘機で、アメリカがＦ２２を実戦配備しているほか、ロシアや中国も開発に力を入れています。このため、防衛省は７年前からステルス機の技術的な課題を検証する実証機の開発を進めていて、早ければ来月にも愛知県の県営名古屋空港で初飛行を行う見通しとなりました。
実証機は機体もエンジンも国内メーカーが手がけ、全長およそ１４メートル、翼の端から端までがおよそ９メートルあり、ブルーインパルスで使用されているＴ４練習機とほぼ同じ大きさです。機体の形を工夫して電波の反射を抑え、レーダーに探知されにくいよう設計されているほか、エンジンからの噴射の向きを変えることで、より機動的な飛行を可能にする新たな技術が採用されています。
初飛行は県営名古屋空港と航空自衛隊岐阜基地の間で行われる予定で、ことし３月にはメーカーの三菱重工業から防衛省に機体が引き渡されることになっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160115/k10010371821000.html

いっちゃん最初の予定だと、初飛行は２０１５年１月予定だった。
それが２０１５年８月に延び、更に２０１６年１月に延びたと思ったら、「最短で２月」か…。
順調に遅れているなぁ。
当初予定だと、昨年１月に初飛行、２０１８年度中に国産化の是非を判断する、という話だったけれど、現時点で１年以上ずれたとなると、国産化は時期尚早と判断される可能性は高くなったと思う。
個人的にＡＴＤ−Ｘが難産になるだろう事は予想していたので、１年程度の遅れは仕方がないと思うんだけど、基本的に失敗を許さない偏狭な国民性は、こういった初めての事をやる時に、強く足を引っ張る悪弊だと思う。
もう一機分試作用の予算を付けて、ＡＴＤ−Ｘ１号機で見つけた問題を改修したＡＴＤ−Ｘ２号機で開発のテストベッドとする…みたいな太っ腹さがあればいいんだけど、日本の開発はどうにも予算がしょっぱくてねェ…。