gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

布施広の地球議:MD 米国の奥の手 - 毎日新聞

ここ10年ほど、ある国立大で「ミサイル防衛(MD)は必要か」と学生に聞いてきた。対象は理工系の学部生100?130人。2008年には「必要」が44%、「不要」が36%と差はそんなになかったが、13年には「必要」が67%と3分の2を超える一方、「不要」は12%に激減。今年1月のアンケートでも「必要」の59%が「不要」の22%を引き離した。中間の「どちらとも言えない」は毎回2割弱(18?19%)だ。
なぜ「必要」が急増したか。08年から13年の間にMDが急速に進化したわけでもない。北朝鮮の核とミサイル、中国の海洋進出等々。物騒な国際環境と日本の安全への不安から「MD頼み」の空気が強まったのだろう。何となく、である。
米国にも脅威は広がっている。米北方軍のゴートニー司令官は10日の米議会証言で、北朝鮮大陸間弾道ミサイルICBM)は米本土に届く能力があり、核弾頭を小型化して積む技術もあると想定するのが賢明だと述べた。ただ、米国がそう慌てていないように見えるのはなぜか。本稿のポイントはここである。
金正恩(キムジョンウン)第1書記が視察した「小型核弾頭」や「核・ミサイル実験予告」を含めて北朝鮮の技術にはうさんくさい部分がある。それも一因とはいえ、米国の「余裕」の背景には発射形態の問題があるように思う。
つまり、日本を射程に収める中距離ミサイルのノドンは100?200基とされるが、多くは岩陰などに隠されて発射の兆候がつかみにくい。他方、米国を狙うICBMは「衛星打ち上げ」でおなじみの大型発射台を使うだろうから、隠すのは難しい。思うに米国は、いざとなれば発射前か発射直後のミサイルを破壊するつもりではないか??。
あながち邪推でも素人考えでもあるまい。前回紹介した米マサチューセッツ工科大のセオドア・ポストル教授は09年3月、「防衛可能なミサイル防衛」と題してニューヨーク・タイムズ紙にこう書いた。
北朝鮮やイランのICBMはずうたいが大きく、発射時の上昇の速度が遅い。だから発射場から数百キロのところに待機する2機の米軍無人機で攻撃して失速・墜落させられる。残骸は当該国の領内に落ちるので近隣国に累は及ばない、と。
教授はMD批判の急先鋒(せんぽう)だけに冗談とも思えたが、コロンブスの卵とも奥の手とも言えようか。近年はMDの総本山、米ミサイル防衛局も無人機攻撃を「可能性を秘めた新たな技術」と紹介するようになった。
だが、この案は日本では使えない。仮に「敵基地攻撃」が憲法上許されても、所在を探知しにくいノドンは初速も速い。無人機での破壊は難しく、日本だけで攻撃する能力もない。
日米のこうした違いはMDと核問題を考える上で重要だ。「MD頼み」では危ない。まずは米オバマ政権の、無策とも映る「戦略的忍耐」の転換を促すこと。それが日本にとって不可欠である。(専門編集委員

http://mainichi.jp/articles/20160316/ddm/007/070/161000c

ひどく不勉強で頭の悪い記事だなぁ、と調べてみたら侮日変態新聞記者の記名記事(らくがき)でしかなかった。
北朝鮮のKN−08は、移動発射車両搭載型のICBMで、推定性能は射程1万キロ。
この存在を知らない時点で「不勉強」だし、そもそも「他国の領土内にある、隠された複数の射点から打ち出される弾道ミサイル」を「発射前か発射直後」に破壊できるなら、そもそもMDシステムなんか要らない話。
それが出来ないからわざわざ宇宙空間とかマッハ10〜20もの超スピードで落下してくる終末フェーズで難易度の高い迎撃をしているというのに…ミサイル防衛の前提も知らないとか、頭が悪すぎ。
ていうか、弾道ミサイルの「初速」って何だ?
ミサイルが砲弾の様に「初速」を与えられて打ち出されていると思っているのだろうか。
基礎知識すら押さえて居ない「邪推で」「素人考え」ってのは、無益を通り越して有害と言う見本だと思う。
こんなので、侮日変態新聞では有料記事として金をとっているらしい…。