gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「ひまわり9号」分離、H2A打ち上げ成功 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

日本の気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機が2日午後3時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
ひまわり9号は約28分後に予定の軌道上でロケットから分離され、打ち上げは成功した。
「ひまわり9号」は、昨年夏に運用を始めた「ひまわり8号」の同型機。8号が運用を終える2022年度から、本格的な観測を始める予定になっている。
計画によると、ひまわり9号は高度約260キロ・メートルでロケットから分離され、今月11日頃、高度約3万5800キロ・メートルの静止軌道に到達する見込みだ。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161102-OYT1T50093.html

うむ、めでたし。
今までひまわり8号がメイン、7号が待機の運用だったが、この9号の打ち上げにより、8号がメイン、9号が待機という運用になる。
そして、2022年から9号がメイン、8号が待機となり、2028年まで運用される予定。
なお、6号と7号は今の所は待機運用中だが、5号の様に最終的には停波して運用終了となる。
運用終了した衛星は、墓場軌道と呼ばれる、通常運用されるより高い軌道へ遷移する事が推奨されており、初代ひまわりはそこに居たりするのだが、この遷移する燃料があれば、3カ月余計に衛星を運用できると言う事もあり、今ではあまり使われず、運用終了しても元の軌道を維持し続け事が多いそうな。
調べた限り、墓場軌道へ移動したのは初代だけっポイので、2号以降全てのひまわりは、元の軌道を停波状態でぐるぐるく回っているものと思われる。
閑話休題(それはさておき)
ひまわり関連の情報を拾って居たら、「スーパー301条」とか懐かしい単語が出てきた。
日本の貿易黒字を叩き潰すため、アメリカが天上天下唯我独尊の態度で日本に叩き付けた、不平等な俺様ルールである。
なお、後日この「スーパー301条」はEUからGATT違反を指摘され、WTOルールに違反しない運用をするなら違反じゃない…などというアレな結論になった。
平たく言うと、どう見ても違反だけど、罰則を振りかざす前なら違反じゃないよ、という意味である。
…これに脅されて、日本は衛星とかスパコンとかアメリカから買わされたんですけどね…。
まあ、日本も欧州の様にGATT違反を叫んでいたら、在日米軍撤退とか、色々な嫌がらせを受けた上で、更に不平等な条件を飲まされていただろうから、仕方ないんですけどね。
こう言う過去を知ってると、アメリカが死ぬほど大嫌い、という50代以上の人の気持ちも、少しは判るんだけど。
だからと言って、中国の方がましだとは、ちっとも思わないので、完全に同意はしかねるのだが。