gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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英 南シナ海で戦闘機飛行へ 中国の行動に懸念 | NHKニュース

イギリス政府は、中国が海洋進出を強めている南シナ海の上空に自国の戦闘機を近く飛行させることを明らかにし、イギリスとしても南シナ海での中国の行動に懸念を抱いていることを示しました。
これは、アメリカの首都ワシントンで行われたシンポジウムで、イギリスのダロク駐米大使が会場の質問に答えて明らかにしました。
この中で、ダロク大使は、中国が海洋進出を強めている南シナ海について、「イギリス政府は、航行の自由や飛行の自由を守るというアメリカ政府の目標を共有している」と述べました。
そのうえで、共同訓練のために現在、日本に派遣しているイギリス空軍のタイフーン戦闘機を、近く南シナ海の上空に飛行させることを明らかにし、イギリスとしても中国の行動に懸念を抱いていることを示しました。
また、ダロク大使は「2020年にはイギリスは新たに2隻の空母を保有し、太平洋地域に派遣するだろう」とも述べ、アジア太平洋地域の安全保障にイギリスも関わっていく意向を示しました。
南シナ海をめぐっては、国際的な仲裁裁判で、中国が南シナ海のほぼ全域に対する管轄権を主張しているのは国際法に違反するという判断が示されましたが、中国側は受け入れておらず、アメリカや日本などはヨーロッパとも連携して中国への働きかけを強めていく構えです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161202/k10010792421000.html

注意しなければならないのは、あくまでもアメリカもイギリスも、中国の「領有とそれに伴う領海の権利は認めないぞ」という国際常識の表明であって、公海上で埋め立てた人工島を中国が非軍事利用する事については、何の問題も認めていないし、好きにすれば、と言う立場であること。
ぶっちゃけ、アメリカもイギリスも、中国と戦争したい訳でもないし、対立を望んでいる訳でもない点。
厳密には、日本とかフィリピンとか、あの辺が中国の軍事拠点にされると非常に困る国々の味方をしている訳じゃない。
だから、このニュースを見て「イギリスは俺たちの味方なんだ」とか思ってしまうのは早計だし、そんなんじゃ、歴史的詐欺師国家であるイギリスの悪辣な外交で痛い目に遭うだけである。