gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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イタリア憲法改正の国民投票、反対派優勢で首相が辞意表明 -TBS Newsi-

イタリアで憲法改正の是非を問う国民投票が行われましたが、改正反対派が圧倒的優勢との情勢を受け、レンツィ首相は辞任する意向を表明しました。
議会上院の権限の大幅縮小などが柱となった憲法改正の是非を問う今回のイタリアの国民投票は、事実上、憲法改正を推し進めるレンツィ首相への信任投票となっていました。4日に行われた投票は、ロイター通信によりますと、反対派が圧倒的に優勢との見通しです。こうした情勢を受けてレンツィ首相は会見し、「全ての責任は自分にある」と敗北を認め辞意を表明しました。
イタリアではEUに懐疑的な新興政党「五つ星運動」が支持を伸ばしていて、政治的な混乱がEU内の新たな火種となる可能性もでています。(05日09:14)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2930767.html

まず、日本のマスコミは「憲法改正なんてとんでもない」という立場なので、そーいうバイアスが掛かっている事は、頭の隅に置いておくとして。
イタリアの改憲だが、イタリアの二院制は「元老院」と「代議員」の二院制であり、日本の参議院と同じく公選制ではあるものの、「終身議員」と呼ばれる「ご意見番」が居る事が大きく違う。
大統領経験者と功績ある有識者で構成され、前者は上限なし、後者は5人を上限として大統領の指名により任命されるもので、面白い仕組みだと思う。
…さて、そもそも改憲の立脚点は、日本で言う「ねじれ国会」で各院で大勢を占める党派が異なる為、なかなか法案が通らず改革が進まなかたっり、足を引っ張り合って短命政権が続いた事を受け、元老院の定数を1/3に大幅削減し、公選制を止めて市長や州議員など地方自治体の長などで構成、採択決議などの権限を代議員に集約するなど、て事実上の一院制とする、実に危うい物である。
むしろ、こんな民主主義を後退させるような改正法案を、よくも通したものだと驚くぐらい、聞いただけでもヤバい内容だ。
しかし、日本も同じ問題を抱えているのだけれど、アメリカの共和党民主党が、選挙に後に和解して国の為に相互協力を約するのは、「同じ国を良くしようとする者同士」当たり前の話なのだ。
…が、最大野党…日本だと民進党(旧民主党)…が、単なる与党のアンチで、自分たちの為なら、国や国民にどれだけ損害を与えても気にしない恥知らずの売国奴によって構成されて居るような場合、今の政権が誕生する前の日本のように「空転するばかりで国が前に進まない」という問題を引き起こす。
イタリアの場合、民主主義が愚民化した果てに、与党がブチ切れて改憲という劇薬を示し、それが案の定否決されたという話らしい。
当然だが、この先に待っているのは、かつて日本が通った道だ。
政権担当能力が無い、口だけの脳無し野党が政権を取って、国が荒れる。
イタリアの場合、EUという国際組織に加わっているから、余計に問題が大きい。
ルーピー鳩山がいとも容易く、口先一つで日米関係に巨大な亀裂を入れたように、新しいイタリアの大統領がEUを頭ごなしに否定すれば、イタリアと言う源加盟国に反旗を翻されたEUは大きく揺らぐ事になるだろう。
…まあ、この筋が悪い改憲が通っていたら、そのままEU離脱まで一直線に行きかねない一党独裁がまかり通りうるから、改憲後に売国野党が政権を取って暴れるよりは、ずっとマシなのかもしれないが。
なんというか、オバマ大統領が就任した時も、日本ではミンス党、中国ではキンペー、韓国ではパククネとロクでもない国家代表が乱立したものだと呆れたが、近年はさらに輪をかけて酷いと思う。
オバマより酷いトランプが大統領として当確し、フィリピンではドゥテルテ政権が誕生。
タイでは英雄と言われた国王が亡くなり、問題の多いワチラロンコン王太子が王位を継ぎ、オーストラリアでは親日アボットが追い落とされ、親中反日のマルコムが首相になった。
韓国ではパククネがレームダック化して、国連史上最も無能と断定された世界大酋長・潘基文が次期大統領を狙っている。
もう、世界が荒れる前兆としか思えない酷さだね!!