アサド政権、囚人を大量殺害か＝シリア軍刑務所内で−米国務省：時事ドットコム

【ワシントン時事】米国務省は１５日、シリアのアサド政権がダマスカス近郊のサイドナヤ軍刑務所で、多数の囚人を違法に殺害した後に焼却し、証拠隠滅を図っていた疑いがあると発表した。ジョーンズ国務次官補代行（中近東担当）が記者会見で明らかにした。
ジョーンズ氏によると、アサド政権は２０１３年に同刑務所内の建物を「焼却施設」に改修した。刑務所内では１日当たり５０人もの囚人が絞首刑に処されているとされ、これらの犠牲者が焼却されたとみられる。ＮＧＯや情報機関などから得た情報だという。（2017/05/16-10:21）　

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051600386&g=int

昔は国家規模の犯罪は、ほぼ完璧に隠蔽されてしまい、露見するのは国家体制が崩壊した後なんて事はザラだったのが、数年遅れとは言え、国家体制が機能している内に露見し、告発される時代になった。
一番の理由が、インターネットと移動体通信の発達による、情報発信の容易さと、逆にそれを政府機関が取り締まる事が難しい事にある。
可能な限り情報統制したいなら、中国の様に金盾を作り、国内を一種のイントラネット化してしまう事ぐらいしかなく、そんな事が出来ているのは、インターネット黎明期から「囲い込み」を続けて来た中国しか無い。
閑話休題。(はなしはよこにおいといて)
…つか、２０１３年には虐殺していたって事は、オバマがシリアの化学兵器を非難した時点で、こうした虐殺が行われていた訳で、世界最大の諜報組織を持つアメリカが全く情報を掴んでいなかったなんて事は無く…つまり、オバマはＢＣ兵器の使用と言う国家犯罪だけでなく虐殺行為にすら、見て見ぬふりしていた「ノーベル賞級の平和主義者」である、と。
おいおい、ノーベル平和賞って、オバマが受賞者であるって時点で、貰って恥ずかしい賞に成り下がってしまったぞ…。