gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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【タックスヘイブン】「パラダイス文書」パナマ上回る資料数 名前の由来は「楽園」 - 産経ニュース

国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が今回新たに入手したタックスヘイブン租税回避地)関連資料は、回避地法人設立を代行する法律事務所の内部資料など1340万通に上る。「史上最大のリーク」と呼ばれた昨年のパナマ文書と比べデータ量では少ない一方、資料数は190万通多い。
租税回避地は美しい島国に多いほか、フランス語などで「税の楽園」と表現することからICIJは「パラダイス文書」と名付けた。
パナマ文書同様、欧州の有力紙南ドイツ新聞が入手し、ICIJと共有した。同紙は情報源を一切明らかにしていない。
1340万通は英領バミューダ諸島発祥の法律事務所「アップルビー」とシンガポールの信託業者「アジアシティー」の内部文書や、租税回避地など経済情報の透明性が低い19の国・地域の登記書類。データ量は1・4テラバイト。
データの時期は1950年〜2016年の66年間にわたる。各国の現旧首脳を含む政治家や王族ら有力者127人の名前が見つかった。法人など事業体は2万4996。

http://www.sankei.com/world/news/171106/wor1711060015-n1.html

貧富の差の問題を本気で突き詰めていくと、こないだのパナマ文書の時点で金持ちの合法脱税システムなんて、現代のフランス革命を起こしかねない厄ネタだったのに、「違法ではない」「全部が脱税目的では無い」という屁理屈で、有耶無耶の内に流されてしまった。
今回も、火種としては十分に危険なのに、金と権力を持ってる連中が相手だから、大手ジャーナリズム程に役に立たないと言うアレな状況になってる気がする。
ちなみに、今回のリークで、トランプ政権の閣僚にロシアからの不正献金疑惑が起きるなど、リークがクラッキング由来で、リーク元に国際的な力学が働いていそうな点も、注意が必要だと思う。
つっか、北朝鮮か中国、ロシアのサイバースパイによる情報テロって話でも、わしは全く驚かない。
個人的な意見だが、パナマ文書ではキンペーまで飛び火したけど、今回は中国向けの厄ネタが全然聞こえて来ない点から、中国が一番怪しいと踏んでいる。