gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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魅力的なクソ物件を愛でる「クソ物件オブザイヤー2017」が開催中、次々に実力派物件が現る - GIGAZINE

タグ物件を見て行くと、都内だと「新築でトイレ丸見え物件」が、田舎に行くと「リフォームで無理矢理風呂やシャワーを後付けした物件」が出てくる印象。
あと、桟橋が含まれてなくて、上陸できない島とか、クソすぎて笑うしかない。
調べてみると、昭和40年代までは人が住んでいた島で、それだけに300人近い土地所有者が居たとの事で、国際研修施設を作るべく頑張って集約した今の土地所有者が、使う当てが無くなって売りに出す事になったらしい。
…なお、未だに30近い土地所有者が居るのだが、区画図を見れば判るとおり、桟橋や上陸に適した砂浜がある部分をしっかり確保しており、露骨に「高値売り」を目指している事が判る。
とはいえ、内陸に細かく残る土地に関しては、他人の所有地を通らないと行けないってのに、売らない辺り、よっぽどの銭ゲバさんか、地権者がそもそも見つからないとかなんだろう。
いい加減、所有者が不明確だったり、全然活用も管理もされていない遊んでいる土地に関して、一定年限で国が取り上げて良いと思うんだよね。
でないと、土地の再活用なんて永久に出来ないと思うわ。
信じられない事だが、この狭くて地価の高い日本で、所有者不明の土地が大量にあるだけでなく、金も掛かるし厳密に測量すると損をするからと、境界標を設置せず、「なあなあ」で済ませている土地が、大量にある。
「地図混乱地域」と判っているだけで、2002年の段階で820km2もあって、都内一等地の代名詞である六本木ヒルズの土地買収に際しては、その「ズレ」で莫大な金額が動くため、400人以上の地権者が明確に土地の境界に合意を形成し、売却に至るまで4年もの歳月が費やされている。
今は価値が無いから、と放置されている山林なんかを含めたら、潜在的な「地図混乱地域」はかなりの面積になると思う。
まあ、実際、今の人口減が約束されている日本には、もはや活用しようがない田舎の土地は、あっても無きが如しだろうし、問題にはならないんだろうけれど。