gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「超人ロック」漫画家の聖悠紀氏 昨年12月に心停止 心臓手術で2カ月入院していた― スポニチ Sponichi Annex 芸能

1967年に誕生した長寿作「超人ロック」シリーズなどで知られる漫画家の聖悠紀氏が昨年12月に心臓の手術を受け、2カ月間、入院していたことが分かった。4日夜、自身のツイッターで明らかにした。このほど退院し「毎日リハビリをしています」と報告した。
聖氏は「YKアワーズコミックフラッパーでの『超人ロック』の休載、画集、単行本発売の延期と、皆様に大変ご心配をおかけしています。お詫びを申し上げます」と謝罪。
「昨年12月、11月に受けた慢性副鼻腔炎の手術の経過診断のために病院に行き、そこで倒れて心停止→蘇生→昏睡状態→心臓の外科手術と2カ月間入院していました」と報告。「ようやく退院できましたが、まだ体が以前のようには動いてくれません。毎日リハビリをしています」と現状を明かし「ロックの続きはもうしばらく待っていてください」と呼び掛けた。
「長い間ご心配をお掛けして、すみませんでした。今月発売される『聖悠紀 ART WORKS』 は、関係者の皆様のご尽力で完成しました。感謝申し上げます。また同人誌で応援してくださった先生方、ありがとうございました。御礼を申し上げるのが遅くなり、失礼しました。描けるうちに1ページでも多く描きたいので、これからも頑張ります。連載中の『超人ロック 鏡の檻』『超人ロック ガイアの牙』、どちらもよろしくお願いします」と執筆に意欲を示している。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/02/05/kiji/20180205s00041000180000c.html

この作品の凄い所は、幾度となく出版社倒産、掲載誌変更と言う危機を乗り越えて、連載され続けて来た事だと思う。
もちろん、ファンが支えた点もあるが、時代によって、幾つかの短編と長期シリーズで構成され、クー・フーリン並の「仕切り直し」スキルを持った作品だったという事と、パラレルワールドまで活用して一つの世界観を紡ぐ力強い作者の作品愛が、ここまで長期に亘る連載を支えていただろう事は間違いない。
それだけに、作者が亡くなれば、連載は完全に終わってしまうだろう事は間違いなく、聖悠紀氏には長生きしてほしい物である。
なお、同一作品連載記録を競うゴルゴ13は、逆に制作がシステム化されているので、多分、さいとう・たかを氏が亡くなっても、さいとうプロが後を継ぐ事が可能である点で、やはり別格だと思う。(どっちも凄い)