gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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海上自衛隊はもうこんなに強くなっている!中国も準備しよう―中国メディア|レコードチャイナ

2018年3月5日、中国メディアの環球網は、「中国も準備をしよう!日本の海上自衛隊はもうこんなにも強くなっている!」と題する記事を掲載した。
記事は、2日の参議院予算委員会で安倍首相が、護衛艦「いずも」の空母化検討について、「拡張性についてさまざまな検討を行うことは当然だ。危機が生じてからでは泥縄式になってしまう」と述べたことを紹介。小野寺防衛大臣も「護衛艦いずもへのF35B搭載を視野に入れた研究を行っており、さらに無人小型偵察機RQ21とヘリコプター型無人偵察機M8も調査対象にしている」と述べたことを伝えた。
また、記事は「以前、防衛省ヘリ空母でのF35B運用について全面的な検討に入っていたとの報道があった」と紹介。「日本メディアからはたとえ護衛艦であっても、艦載機を搭載したら軍事上は航空母艦となるとの指摘があった。これは攻撃型空母の保有を許さないという一貫した見解と矛盾している」とし、「アジア各国からの強烈な反対を招いている」と指摘した。
さらに、昨年12月26日の会見で、記者から「いずも」を空母に改修し、F35Bを「いずも」で運用することについて質問された小野寺防衛大臣が、「具体的な検討は現在行っていない」と否定するも、さらに問い詰められると「安全保障上、わが国の防衛力のあり方について、不断にさまざまな検討を行っていく」と回答したことに言及。不信感を示した。
記事はまた、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官がこの問題について、「日本側が取ろうとしている措置が日本国憲法第9条に違反する恐れがあるとの報道の指摘に注意を払っている。日本国憲法第9条は戦後日本の平和的発展路線の重要な法的保障および象徴であり、国際社会に対する厳粛な約束でもある。中国側は日本側に対して、専守防衛、平和的発展路線を堅持し、軍事・安保分野で慎重に行動し、地域の国々の相互信頼と平和・安定の増進に資することを行うよう促す」とコメントしたことも伝えている。(翻訳・編集/山中)

http://www.recordchina.co.jp/b577619-s0-c10.html

たった5年くらい前までは、日本以下の海軍力しか持って居なかった国が、「もうこんなに強く」って、笑い話だろうか?
単純に、たった15〜8年程度で、老朽艦ばかりのマイナスから周辺国最大の海軍力を再整備するなんて、アホみたいな超軍拡をやらかした国が隣にいるから、仕方が無く対応戦力を用意しているだけなのに、「平和的発展路線」を口にするとか、本当に中国人は大朝鮮人だと思う。
ついでに言えば、日本の平和憲法について、それを信用できない、と言うのが長年の「中国の軍拡の言い訳」だったのに、ここに至って「国際社会に対する厳粛な約束」とか手のひらを返す辺り、中国人の手首はボールジョイントで出来ているのだろうかと。
何にせよ、公称18兆円の年間軍事予算では、今の膨大な軍拡を支えるには足りず、欧米から指摘されている「研究費や軍需産業への支援などの見えない軍事費」を加えて年間40兆円規模の軍事費を費やしている中国人民軍は、もしバブル崩壊時の日本のように、急激な歳入不足になると、その巨体を維持できなくなるところまで肥大化している。*1
特に、金食い虫の海軍は、陸軍国の中国にとっては、侵略以外には役に立たない外征軍*2なので、中国人は、持ちきれない兵器が無駄に朽ちる前に、使う事を考えるだろう。*3
向ける先が、台湾になるのか、日本になるのか、まだ未確定だが、それは決して遠い未来の話ではない。
その時に備えて、日本は粛々と準備する事しかできないのだ。

*1:外側からは見えて来ないけれど、人件費が都市部で7年前の2倍近く、10年前に比べると3倍に伸びているから、今の中国人民軍の中では、急速に人件費の割合が伸びて居るはず…伸びて無ければ内乱フラグ。農村は相変わらず貧しいが、人民軍は中国では上位層なので、都市部に準じて考える必要がある

*2:だから、空母機動艦隊の整備が悲願であり、あれほど喜んだ訳でもある

*3:陸軍国の中国の場合、陸軍はどれだけあっても困らない。ロシアとインドと言う、2大陸軍国と隣接している事もあるし。中国の場合、国内の諸勢力に対する睨みと言う役割もあるし