海に浮かぶホテルで無人島へ ハウステンボス公開 ：日本経済新聞

エイチ・アイ・エス（ＨＩＳ）子会社のテーマパーク、ハウステンボス（ＨＴＢ、長崎県佐世保市）は６日、球状で水上に浮かぶ移動式ホテルを開発したと発表した。ＨＴＢが沖合の無人島で提供する探検ツアーに参加する来園者が宿泊できる。夏にも本格運航を始める。
同日、報道陣に公開した。海に面したＨＴＢの桟橋から夜に客を乗せ、明け方に無人島に着く。春の大型連休に抽選で試乗体験を提供する。本格運航時の価格は１室５万〜10万円で検討している。ＨＴＢの沢田秀雄社長は「世界初の船で非日常を体験してもらい、感動を提供したい」と語った。
ホテルは繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）製で直径6.4メートル。ボートでけん引して進む。室内は約28平方メートルで宿泊定員は２〜３人。２艇開発し、ひとつは洋室、もう一方は和室。浴室と手洗い、洗面台、デッキも備える。揺れを抑える構造で、３月に小型船舶登録する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27741580W8A300C1EAF000/

最初は、「うーん、どうなんだろう」という感想だったが、よくよく考えてみれば、トイレから浴室まで備えたこれは一種のコンテナハウスに近い、閉鎖居住性を持って居る上に、水に浮かぶのだ。
量産して安価に建造できるのなら、地上に設置する事を考えても良いだろう。
洪水になって流されても大丈夫！埋めればそのまま核シェルター！
…調べてみたら、直径６．４ｍで、自動車の最大幅２．５ｍを大幅に超えている為、国内での車両に寄る運搬は困難っぽい、残念。
バブル時代は、こんな「バカみたいな」企画があちこちで試され、大半は採算が取れずに消えて行ったものだが、またこんな「バカみたいな」企画が実行される程度には、日本の景気も回復したのだ、と思うと感慨深いものがある。
もう少し詳しい諸元とか出て来ないかな。
現時点で判っているのは、２階建てで、１階が約２８平米(約15畳)、２階のデッキが約５平米(約3畳)、定員９名(宿泊は２−３名予定)と言う程度。
電力の供給能力とか、空調回りがどの程度イケるのかとか、排水量(または総重量)とかが判らないので、例えばコレを改良・増産して南極で連結してイギリスみたいな移動可能な南極基地にするとか、豪華客船の舷側に何隻かぶら下げて、希望があれば途中で宿泊できるようにする、そこで発生する不可解な密室殺人事件！とか、そーいう夢ひろがリングな妄想が出来ないのが残念。
まあ、耐候性は日本国内、それも温暖な佐世保辺りで運用する為の小型船舶だから、大したことは無いんだろうけれど…。