gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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バンダイのプラモ新ブランドの衝撃、成形技術でフィギュアの彩色表現に挑む | マイナビニュース

バンダイは、キャラクタープラモデルの新ブランドとして「Figure-rise LABO」を発表した。ガンプラなどで培った技術の粋を集めた新技術「レイヤードインジェクション」で、プラモデルでは表現が難しかった瞳などの再現に挑んできた「Figure-riseBust」をさらに進め、今回は第一弾として肌の質感表現に挑戦した「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」を2018年6月に発売する。
「Figure-riseLABO」は、バンダイが持つプラモデルの成形技術を発展させ、これまでのフィギュアやプラモデルでは実現できなかった表現を研究し、実現に向けて進化させていくプロジェクト。「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」は、フィギュアでは熟練の技術による彩色で表現されていた肌の持つ赤みや透明感、陰影の美しいグラデーションを、成形色の厚みによる透け具合を生かしたパーツの多層構造にすることで実現した。
新ブランド発表会に登場したプロモデラーMAX渡辺氏によると、通常フィギュアでは柔らかいPVC素材によって肌などの表面を表現し、内部には剛性の高いスチロールやABSを使うことで立体物としてのバランスを取っているが、「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」ではその内側に入れる素材の色も表現のための要素として用いている点が革新的なのだという。さらに、ランナーから取り外されたパーツの軸の部分には一番外側の色を付けることで、隙間から見えても違和感がないよう配慮されているなど、細かい点へのこだわりも感じられた。多層構造は細部である瞳にも採用されており、その細やかさにはMAX渡辺氏も感心していた。
(中略)
プラモデルは、成形によって作られるためフィギュアと異なり"全部同じものができる"点が大きな特徴。個体差がない点も、今後はフィギュアに対する長所となりそうだ。
(中略)
一方で、「Figure-riseLABO」は技術者の中でもエース級の力を結集して製作されるため、商品を次々投入できるシリーズではなく、セールスの主力としての位置づけではないという。
(後略)

https://news.mynavi.jp/article/20180328-607936/

昔のレースカーゲームで、テクスチャーを工夫して痛車を作るにも似た、才能と技術の無駄遣い(褒めてる)というべきバンダイ驚異のメカニズムであり、3Dプリンターの精度が上がれば、将来的にフィギュア販売はデジタルデータとなり、3Dプリンタ業者に頼んで出力して貰う時代が来るかもしれない。
そんな未来を感じさせる技術だと思う。