gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本とマレーシア 防衛装備品の協定を締結 | NHKニュース

日本とマレーシアとの間で、防衛装備品の移転や技術協力を促進する協定が締結され、南シナ海で中国が海洋進出を強める中、日本は沿岸国と防衛面での協力関係を強化しています。
日本は、欧米やアジアの各国と哨戒機やレーダーといった防衛装備品の移転や技術協力を促進する協定を結んでいて、このほどマレーシアとも協定を結ぶことで合意しました。
18日、首都クアラルンプールでは、マレーシアのアブドゥル・ラヒム国防次官と日本の宮川真喜雄大使が出席して署名式が行われました。
マレーシア沖の南シナ海では、これまでに海賊による貨物船の襲撃や、イスラム過激派による誘拐事件が起きていて、マレーシア側は日本からパトロールに利用する哨戒機の導入を検討しているということです。
一方、日本としては中国が南シナ海で海洋進出を強める中、マレーシアと防衛面での協力を強化することで、中国をけん制する狙いもあるものと見られます。
宮川大使は「防衛装備品の輸出は慎重な日本の世論もあってなかなか進まなかったが、東アジアにおける安全保障の関係が急速に変化しており、協定により安全保障分野での協力がさらに一歩進むと感じる」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180418/k10011408271000.html

マレーシアはイギリス連邦の一員で、立場としては西側に属するが、ASEANの一員としてアジア地域との連携もあり、華僑の人口も多く、文化的には中華圏と目されており、近年では中韓との結びつきも強化しつつ、親欧米でありながら、イスラーム人口も多く、中東諸国との結びつきが強いという、極めて高い外交力でその地位を維持している、面白い国である。
その軍隊も、最初から大国との戦争は無理、と度外視して、低烈度紛争対処に限定した効率の良い軍備を整えており、主力は海軍となる。
基本的にはフリゲートを中心とする、沿岸海軍(ブラウンウォーター・ネイビー)であるが、潜水艦を含む、欧州から調達した最新装備をバランスよく配備し、東南アジアでは最も先進的な海軍と言われるほど。
ぶっちゃけ、国防をアメリカに依存してた癖に、在比米軍を追い出して中国の侵略を招いたフィリピン軍と比べたら、失礼と言うレベルで「身の丈に合った自国防衛」を真面目にやっている国だから、フィリピンには供与してもゴミにされる可能性が高く、供与を見送られたP3Cをマレーシアには供与する、と言うのは、日本の信頼感の差、と言う事になるだろう。
地理的な意味合いで言うなら、日本にとってはフィリピンの方が重要なんだけど、以前の大統領も微妙だったし、今の大統領とか、論外だからなぁ…。