Fate/Grand Order

期間限定イベント「虚月館殺人事件」の本編が全て投下された。
一応、ネタバレ回避の折り畳みはしておく。

ホームズ(役者)がホームズ(本物)でした、と言う錯誤は、ありえ過ぎで除外していた点なので、ちょっとテンプレすぎねぇ？と思ったり。
前日の予想で確実に外れたのが、黒幕の協力者「ホーソーン」という部分。
元々、ミステリに出てくる医師と言う物は「情報を吐く検死マシーン」か「協力者」か「犯人」かという立場で、怪しいムーブが散見していた事から、「協力者」という判定をしていたのだが、ホームズの協力者と言うのは、予想外だった。
次に、協力者「マーブル商会」と言う点だが、これは伍だけは能力あり過ぎで「無い」と判っていたが、「アン」に関しては「実はクリスが生きている」という条件で、協力者になり得ると判断していた。
…が、最後の話で「黒幕の動機」が確定したから、これも否定される。
最後に黒幕だが…これは、訂正する必要はないだろう。
ハリエット。(=アダムスカの妻)
動機は、２家の同盟に於いて、「結婚するのがケインにする事で、合体組織の主導権をヴァイオレット家に持つ事」だ。
アダムスカの妻(ハリエット)は、本来ならヴァイオレット家の直系にも拘らず、入り婿のアダムスカに組織の主導権を奪われており、２家が同盟した場合に、「妻として嫁入りする側の家」が、実質的に吸収される側である事を実感として理解している。
そして、敵対していたゴールディ家の当主アーロンと関係を持って居た事が示されているので、隠し子である「クリス」の存在も知っていた。
だから、最初から「モーリス」と「クリス」殺害の計画を立てる事が出来る。
類似の動機を持つゴールディ家のドロシーが計画を立案するなら、殺害すべきはヴァイオレット家の２人の娘である筈なので、ドロシー犯人説は成立しない。*1
ただまあ、２家を合わせたより強いマーブル商会の面子を完全に潰しているやり方なので、正直、マーブル商会には話が通っていて、「協力者」という推理だったのだが、これは外れた模様。
ハリエットとエヴァの錯誤が「動機とは思えない」という推理があったが、これは何のことは無い、動機から推理される犯人は「アダムスカの妻」なので、それを２択にする為のギミックなのだ。
とまあ、「どうやって」という話からの推理ではないが、「なぜ」という側から、これ以上に犯人らしい犯人はいないので、「ハリエット」で投票してくる。

*1:仮に犯人だとして、身内から殺す事を選んだとしても、隠し子を知らないので、クリス殺害は突発的犯行になる筈だが、実際には用意された毒による毒殺である