gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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リムパック参加の中国軍、次は何をしでかすのか? 国際ルールを無視して米軍機に高出力レーザー照射 | JBpress(日本ビジネスプレス)

(前略)
「関与政策」のなれのはて
米軍関係者からは、「百歩譲って、米軍機に対する軍用レーザー照射事件が、上部からの命令に従ったのではなく個人が勝手に行ったものであったとしても、海外に駐屯する部隊の統制すらまともに行えない無責任な国際協力部隊の存在は、迷惑なだけでなく危険極まりない」と危惧の念も聞こえている。
そして、今回の高出力レーザー照射事件や、南シナ海での人工島建設のように、中国が国際ルールを踏みにじる行為を繰り返しているのは、アメリカ側にも責任の一端があるという指摘がある。つまり、アメリカ側が「なんとかして中国を国際社会の枠組みに組み込んでまおう」という、いわゆる「関与政策」をとり続けて来たことの結果だというわけだ。
今年になってトランプ政権は、国際安全保障環境を「大国間の角逐」状況にあると明言するに至った。すなわち、中国との関係は、これまでの協調関係の維持を目指す「関与政策」から一転して、対決に打ち勝つことを前提とした「封じ込め」、あるいはそこまでいかなくとも「封じ込め的政策」へと大きく舵を切ったのである。
(中略)
なぜ、米海軍を中心とする同盟海軍にとって仮想敵である中国が、合同演習に参加し始めたのか? それは、中国に対する弱腰ともいえるほどの「関与政策」を取っていたオバマ政権が、多くの米海軍関係者たちの反対を押し切って招待したからであった。
しかしながら、1回目の参加(RIMPAC-2014)では、中国海軍は公式に参加した艦艇以外にも電子情報収集艦(スパイ艦)を訓練海域に派遣して情報収集活動を展開するという国際ルール違反を犯した。そして2回目のRIMPAC-2016では、参加国の“仲間”である海上自衛隊に対して公然と非礼を行うという国際的な海軍信義則を踏みにじる行為を繰り返して、主催者である米海軍を困惑させるとともに激怒させた
(中略)
RIMPAC-2018への中国海軍の参加を間近に迫った現時点で拒絶するのは外交的には困難と考えざるを得ない。そのため、対中強硬派は「中国海軍は今度はなにをしでかすのか?」と身構えるしかないというのが現状である。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53102

まず、自衛隊に対する嫌がらせは継続だろう。
外交的には、普通に「中国の恥」と受け取るべき事態なのだが、中国の外交より上位に居る中国人民軍の理解だと、これでアメリカの「面子を潰せる」と正しく学んだからだ。
もしかすると、THAAD絡みの問題から韓国海軍にもやらかすかもしれないが、まあ自衛隊に対するほど露骨にはなるまい。
逆に、韓国海軍が中国の真似をして、自衛隊にやらかす可能性の方が高いのか…。