gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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空自次期戦闘機「F-3」用の試作レーダー(AESA)を公開…防衛装備庁! : 軍事・ミリタリー速報☆彡

『TokyoExpress 2018-11-24 “空自次期戦闘機「F-3」、2025年の初飛行なるか”』などで紹介してきたように、防衛省では[F-3]に関わる技術について少しずつ公開してきた。すなわち大推力エンジン技術、ネットワーク戦闘技術、大型ウエポンベイ技術、その他である。今回明らかになったのは「高出力小型レーダー技術」の中身、新しい「AESA (active electronically scanned array)」レーダーである。
(中略)
公開された新AESAレーダー・アンテナは、三菱電機が製造しF-2戦闘機に搭載されているJ/APG-2レーダー・アンテナとほとんど同じ形、サイズで、F-2に取付け試験されるようだ。
防衛装備庁は、これを11月28-30日に開催された東京国際航空宇宙展で展示した。展示されたレーダーは、本物の高出力AESAレーダーで、最新のセンサー・システムと一体化した構造になっている。センサー部分は液冷システムで発熱を防いでいること、半導体素子は窒化ガリウム(Ga N = Gallium-Nitride )素子であること、以外の詳細は明らかにされていない。
防衛省では新戦闘機の開発を2019年3月末までに、国内での独自開発か外国他社の協力を得て開発するかを決めたいとし、2030年代の配備を目指している。
今回航空宇宙展で展示したレーダーは、F-2戦闘機にそのまま搭載可能な形状で、F-3搭載を目的とした技術実証モデルと考えられる。
アンテナ面は幅およそ74 cmで、裏面には冷却液を送るチューブが付いている。専門家の意見では、F-16やそれを改造したF-2などの小型戦闘機ではレーダーに冷却液を送るのはかなり難しい。冷却剤は可燃性なのでチューブはパイロットから離す必要があるためだ。その点F-3はF-22ラプター戦闘機より大型になる予定なので大きな障害にはならない。
展示されたレーダーの背面には”500 hr ”と記入してあり、恐らくこのAESAレーダーは地上試験装置で500時間の試験運転を完了したものと考えられる。
(後略)

http://tokyoexpress.info/2018/12/18/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E8%A3%85%E5%82%99%E5%BA%81%E3%80%81%E6%96%B0%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F%E3%80%8Cf-3%E3%80%8D%E7%94%A8aesa%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B/

まあF2は記事にある通り、既にAESA搭載機だし、F3で代替されるのが早ければ11年後という状況だから、今更大規模な延命する可能性は無いので、本当に搭載試験の話だと思われ。
F3が、小型機になるのか、F15クラスの大型機になるのかは、まだ全然未定だけど、小さいのを大型化するのは、逆に比べて比較的容易だから、まずはF2サイズでって話かな?