gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ベネズエラ全土で停電 24時間経過も復旧の見通しなく (写真=ロイター) :日本経済新聞

ベネズエラ全土で停電 24時間経過も復旧の見通しなく (写真=ロイター) :日本経済新聞

サンパウロ=外山尚之】政情混乱が続く南米ベネズエラで7日、首都カラカスを含む全土で大規模な停電が発生し、丸1日経過した後も復旧していない。同国最大の電力供給源である水力発電所が機能不全に陥り、それをカバーする火力発電所も稼働を停止。全国的に電力供給が止まっている。病院や工場にも多大な影響を及ぼしており、崩壊状態の経済にとって致命傷になりかねない。
現地からの情報によると、7日夕方に発生した停電は24時間以上続いており、カラカスを含む大半の地域で復旧のメドがたっていない。
同国最大の電力源であるグリ水力発電所(ボリバル州)が止まったからだが、その原因は不明だ。火力発電所も投資不足や燃料不足で稼働停止状態が続いており、電力が回復したのは一部地域にとどまる。
前代未聞の事態にマドゥロ政権は根拠を示さずに「米国がベネズエラの電力網を狙った」という主張を展開している。アレアサ外相はツイッターに「トランプ米大統領の側近はベネズエラ国民の苦悩を倒錯的に祝福し、楽しんでいる」と投稿。政府系メディアのテレスルは「電力のサボタージュは帝国がベネズエラを攻撃している証拠だ」との政府高官の言葉を伝えている。
年率268万%のハイパーインフレで崩壊状態の経済にとり、今回の大規模停電は追い打ちをかけることになりそうだ。現地からの情報では、アルミ精錬所など、数少ない産業も今回の停電で壊滅的な打撃を受けているという。また病院なども非常電源を備えていない施設が多く、被害が拡大している可能性が高い。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42251150Z00C19A3NNE000/

どうにも、ベネズエラのインフラは、慢性的ハイパーインフレがスタートした2010年辺りからずっとメンテナンスされない状態が続いていたらしく、今回の停電も、放置されたインフラが寿命を「一斉に」迎えつつある状態に過ぎないのではないか、終わりの始まりではないか、と言う話がちらほら。
現代文明は「電気」を前提に構築されており、停電と言う物は、かなり致命的な状況を生み出す。
電気が無いのは、まじつらいやでー