gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

痛いニュース(ノ∀`) : 中国紙が公開した“日本自衛隊の新型武装ヘリ「風神」”の完成予想図がすごいと話題に - ライブドアブログ

日本自衛隊武装ヘリコプター「風神」の完成予想図がこのほど、インターネット上に登場した。現在の科学技術の発展水準から言うと、同機はややSF的である。

http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-05/22/content_28895375.htm

…どこのアニメから引っ張ってきたの?
そもそも、戦闘機や戦車と異なり、武装ヘリコプター開発は日本に於いて要求度が低い。
海自や海保でメインで使う汎用ヘリコプターは、文字通り海外の民生用汎用ヘリを改装して使うのが安あがりで性能も良いし、陸自では武装ヘリコプターの需要が小さい為、専用に開発するよりはアメリカから買った方が安上がりとなるからだ。
実際、国産の小型観測ヘリは自衛隊でも利用しているけれど、結局は値段がネックになって配備数が絞られている。
強力な戦闘機は、日本の空を「守る」点で必要だし、強力な戦車は日本に上陸する敵戦力の要求難易度を上げて、間接的に日本を守っている。
が、武装ヘリコプターは戦車相手にはめっぽう強いのだが、戦闘機を相手にした場合、非常に脆い為「守る」という使い方が難しかったりする。
仮に、ヘリ空母に配備して対艦や対潜用途にするにしても、どちらも専門でもっと強力な兵器*1が存在している以上、要求度は低い。
結論。ガセでしょう。
追記:ロケットニュース24 » 【誤報】中国共産党機関紙が「日本自衛隊の新型ヘリ図」を独占報道! → インドネシア人作のCG作品だった

*1:対艦番長F2改、最新対潜哨戒機P1