gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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桜蘭高校ホスト部

第20話 「双子があけた扉」…個人的には原作の方向性が好きなのだけれど、23話まで見ればわかるとおり、双子のハルヒへの感情を明確にするためにあえて、エピソードとしては単純にした、という感じ。そういう意味では初見では物足りなく思ったり。
第21話 「いつかカボチャになる日まで」…原作からのアレンジとして、猫澤先輩の単独犯だった脅かし役にホスト部の他メンバーが参加していることが挙げられるが、これは良い改変。
原作では本気で他のメンバーの登場が無いから、単なる双子主役の回だし。
第22話 「モリ先輩に弟子入り志願」
第23話 「環の無自覚な憂鬱」
…ボサノバ君登場〜玉砕まで。このあたりはほぼ原作準拠。ただし、原作より判りやすくハルヒに対するホスト部メンバーの感情を描いているのは、まだ続いている原作と違って、作品として区切りをつけなければならないアニメとしては、仕方の無いところ。
個人的にはモリ先輩×ハルヒカップル推奨なのですが。
第24話 「そして鏡夜は出会った」…原作準拠の最後の回。以降は物語の〆なのでオリジナルっぽ。しかし、鏡夜が環と出会わなければ、ソツなく主席卒業してストレスに満ちた人生を送っていたんだろうなぁとか思うと、ここはグリーン・ウッドで光流と忍の出会いのような、良い運命であったのだろう。
…そこ、インスパイヤとか言わない。こんなの「お約束」なんだから。
第25話 「ホスト部解散宣言」
第26話 「これが俺たちの桜蘭祭」
…原作の桜蘭祭をベースに、ほぼオリジナル展開のラストエピソード。正直に言えば、少々性急に過ぎるものを感じなくもある。
例えば、環が自分自身のわがままがホスト部のメンバーに対して負担になっているのではないかという勘違いであるが、ハルヒの借金理由を除けば、自由意志での参加であり、別に環が悩む問題ではない。
ついでに、鳳家があっさり乗っ取られすぎw。しかもあっさり買い戻されるあたり、実はあんまりお金持ちじゃないんでは、とか思ってしまった。
それはともかく、借金が無くなり、ホスト部に居る理由が無くなったハルヒが、自分で居場所として肯定し、ホスト部に残る事を明言させることで環を引き止める展開は良し。
ハルヒが誰を好きなのか(そもそも好きな人がいるのか?)、についてはっきり決着をつけなかったのは、続編の可能性を残す意味もあるのだろう。
終わりとしては無難に、そつなく締めた、ということで、トータルで見て良作という評価は間違いない。
ゼーガペインが無ければ、前期最良だったかも。