gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

はてブの連鎖

こんな場末の、リアルな知り合いしか見ないような日記に、特定の記事になると、思い出したかのように知らないIDで数人のはてブがつくから、なんだろうと名前を追ってみると、幾人かの重複した名前ばかり出てきて、その名前から日記を見ると、その日記にコメントする関係者ばかりが連鎖的にブクマコメントしているのに気づく。
どうも、特定の記事やキーワードから飛んできて、中心となる人物がはてブに取り上げると、その関係者がはてブ経由でこちらを見て更にコメントがつくらしい。
こうやってはてブが連鎖するのか、と実例を目の当たりにしたのは興味深いが、ある日記にコメントを残す常連は、似たような意見の人間で固まるから、そっから導かれるブクマコメントも似たり寄ったりでつまらない。
建設的な反論とか、新しい視点に会うと、面白いし納得もするんだけど、単純な全否定やら価値観の相違だけだとつまらない事おびただしい。
特に、こっちより馬鹿馬鹿しい意見ばかり書いてある?Dにたどり着くと、ゲッソリする。
オナヌーのような日記と、それの取り巻きが自分の?D内で相互に自慰コメントをつけあってる分には害は無く、どんどんやってて構わないと思うけど、そういう人のはてブを見ると、[これはひどい]等の批判系のタグの比率が高く、それには罵りコメントしかつけていないのが失笑モノである。
自分達は仲間内で褒めあい、似た意見を交し合って安心するけれど、他人の違う意見には一言つけないと気がすまない精神構造は、コメントのように「反論」される危険性が高い仕組みではなく、ブクマコメントという反論される仕組みの無いレッテル付けと相性がいいのだろう。
意見を述べれば100%肯定される事なんてありえない*1以上、不特定多数が参照するネットに意見を公開すれば、こうした「自分と違う意見には一言つけないと気が済まない人」と出会うのも必然だから、少し煽り気味にエントリを書いた時には、へんなコメントつかないかな、とドキドキしていたのだが、なるほどはてブのブクマコメントが、そうした人達との緩衝領域になっていたのね。
まあ、実際にコメントに来られても迷惑だから、そうした粘着予備軍のガス抜き構造としても役立っているはてブは、本来の意図とは別の意味で、優れたシステムだと思う。
わざわざ他人の日記に一言つける気も無く、興味あるエントリは日記に取り上げてしまうから、はてブを導入してなかったんだけど、とりあえず導入を検討してみようかな。

*1:人殺しは絶対に悪である。という意見だって全員が肯定するとは限らないだろう