gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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高齢者の粗暴犯急増 県警、今年23人検挙 -岩手日報社-

県内で、65歳以上の高齢者による暴行、傷害事件が急増している。これら「粗暴犯」の検挙人数は15年前、わずか1人だったが、今年は11月末現在で20人を超えた。他人から自らの非を注意されて暴行に走ったり、理不尽な言い掛かりをつけたり。こうした状況からは、自らの感情を抑えきれず暴力に訴える「キレる高齢者」の姿も浮かぶ。専門家からは、高齢化の進行のみならず「高齢者の社会的立場の変化が影響しているのではないか」との指摘も上がっている。
県警のまとめでは、暴行、傷害など、高齢者の「粗暴犯」検挙人数は1992年以降、著しい右肩上がり。当時は年間1人だったが、97年には3人、2002年には5人となり、今年は11月末現在で23人(脅迫1人含む)となった。60―64歳の層も加えると、その傾向はさらに顕著だ。
今年の事例では
▽携帯電話販売店で無料提供の飲料を度々飲んでいたのを経営者に注意され、顔などを殴った(盛岡市、71歳男)
▽草刈りをしていた人に言い掛かりをつけてコンクリート片を投げ、下腹部に打撲を負わせた(山田町、69歳男)―
など、「キレる高齢者」を連想させる犯行も少なくない。
県内の高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)の上昇は著しい。92年当時の15・9%は、07年に25・8%までアップ。高齢者人口は約22万5000人から35万1000人へと、実に12万6000人も増えた。粗暴犯の増加や、「キレる高齢者」の顕在化は、それが大きな要因であることは間違いない。
一方で、高齢者犯罪を見続けてきた関係者は「近年の社会情勢の変化も強く影響しているのではないか」と口をそろえる。
県警安全・安心まちづくり推進室の小川肇室長は▽核家族化の進行▽地域の連帯感の希薄化―などを挙げた上で「高齢者に人生の先達としての役割や責任が、かつてほど求められなくなった。周りの目を気にせず生きる人も増えており、自制心が失われやすい状況にある」と話す。
県立大社会福祉学部細江達郎教授(犯罪心理学)は、現代の高齢者の置かれた状況を「青年期と裏腹な関係」と指摘。「社会の中で比較的自由な立場である半面、独り暮らしが増え、経済面などで将来への不安も少なくない。青年期とまた違った意味で、いらだちを抱えているケースが想定され、それを踏まえた対応策が必要だろう」と強調する。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071226_8

もう、なんとコメントしたものやら。
団塊Jr世代の自分にとっては、丁度親の世代の話だけに、他人事として流すのもアレだし。
まあ、世代の中でDQN比率が高いからと言って、自分までDQNな行動を取る必要は無い。
人の振り見て、我が振りなおせ。
という言葉で、自省と自戒をしていくしかないのかなぁ。