gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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川田さん自殺の遠因 うつ状態「原因究明してはいけない」 - MSN産経ニュース

自殺したフリーアナウンサー川田亜子さん(29)はブログで「一番苦痛であります」などと、うつ状態のサインを出していたという。川田さんの悲劇を回避させる方法はなかったのか。
精神科医のヒガノクリニック、日向野春総院長は「この状態の人には、なぜそうなったかの原因究明をしてはいけないんです」と語る。
その理由について、日向野院長は「本人に後悔の念が生まれ、ますます先が見えなくなってストレスを与えるから」と説明。対処法として「理由を聞かず、休むことを勧め、体調を整えさせることが大事」という。
日向野院長は「日本人は几帳面さから原因をまず追及してしまう。それが日本で自殺率を高める要因となっています」と警鐘を鳴らした。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080528/tnr0805281428007-n1.htm

あー、この負のスパイラル、良く判る理屈だわ。
良くも悪くも、適度に馬鹿…というと語弊があるが、考えすぎない性格の方が幸せになれるとは常々感じるところではある。
「辛い時は足元を見直して、小さな幸せから見つけよう」という言葉を「目先の小さな幸せを見て現実逃避するんですね。わかります」と理解してしまうタイプは、あんまり幸福になれないのだから。
ヤバイと感じたときはさっさと思考停止してアニメや本、ゲームなどのフィクションに退避するのも立派な防衛機制
そういう意味で、マスコミや一部政治屋が無言で煽っているヲタ=危険という認識には根拠が薄く、実はガス抜きをしている分、ヲタの方が安全といえるような気がする。
閑話休題
うつの蔓延で「頑張って」という言葉がNGワード扱いされ、口にするだけでKY扱いの昨今だが、うつ病の人にNGなのは「頑張って」という言葉そのものではなく「(うつ病の本人が)周囲の期待を感じる事」なので、「頑張れ」とか言われなくても、うつを理由として気を使われたり、「早く治って欲しいなぁ」的な雰囲気があれば、充分プレッシャーになっている訳で。
この辺り、言葉狩りしただけて安心して、実は追い詰めちゃってる人は、潜在的に多いのではないだろうか。



完全に余談。「頑張って」という言葉で「FromM」という単語が連想される人は、あのEDがトラウマな人か、NTR属性。