gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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東京新聞:次期戦闘機 初の欧州機 急上昇:核心(TOKYO Web)

防衛省がF4戦闘機の後継として選定を進めている次期戦闘機(FX)に、欧州共同開発のユーロファイターが急浮上してきた。米国製は技術を公開しない“ブラックボックス化”が進み、「日本の国益につながらない」との反発の広がりが背景にある。前例のない欧州機への傾斜に米政府がどう出るか不透明なことから、機種決定は二〇一〇年度にずれ込む見通しだ。 (編集委員・半田滋)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2008070502000107.html

日本がライセンス生産に拘り、完成品輸入やらブラックボックス大杉を嫌うのは、有事に修理や部品の調達をいちいち米国に頼るのが現実的ではない、という「軍事上の観点」から出ている要件な訳で。
生産国や工場が近い隣国にある、と言うなら完成品輸入でも間に合うかもしれないけれど、日本とアメリカの間には広大な太平洋がある。
部品一つ頼むのに、広大な太平洋を挟んでやり取りするのと、日本国内で生産するのでは、どちらが早いかなんて、考えるまでも無いだろう。
ついでに、日本の有事は、きちんと日米安保条約が機能すれば、米国にとっても有事であり、日本向けの輸出が本当に維持されるのかが不透明である。
実際、中国の武装近代化によって、「有事」の現実性が高まっているなか、張子の軍隊という枠組みの中で、空自は妥協せず良く頑張って居ると思う…が、ユーロファイターはなぁ…。
中国空軍が、Su-27を殲撃11型として自国生産し、質的に第4世代機の性能を確保している以上、同じ第4世代機でしかないユーロファイターで対抗するなら数の勝負になる。
日本と中国で消耗戦? それなんて死亡フラグ
という訳で、性能的なことを考えれば、ラプターがダメなら、F35の方がマシだと思う。
とはいえ、F4の代替機調達は急務だし、ユーロファイターの少数輸入というのは、どうなんだろう。
ライセンス生産から自国改修までOKしているユーロファイターを使って技術習得、F35が買えれば良し、買えなくても自国開発で…と行ってくれれば良いんだけど。
とはいえ、今回のF4代替レベルの少数購入で、ライセンス生産まで許してくれるかは微妙だし、そもそも気象衛星のような重要な予算すら切らす国に、そんな事が出来るとは思えないし、このまま十五年以内に中国に侵略されてあぼんENDかなぁ…。
せめて、自分が生きている間ぐらいは、中国・韓国軍の軍靴で踏みにじられたニッポンなんて、見たくないんだが。