ＪＲ平塚駅の連続傷害、被告女に執行猶予判決 心神耗弱認める - MSN産経ニュース

神奈川県平塚市のＪＲ平塚駅で昨年７月、通行人を次々と切りつけたとして、傷害罪などに問われた無職、桜井久枝被告（３４）の判決公判が１６日、横浜地裁小田原支部であった。山田和則裁判長は被告の心神耗弱を認め「犯行は衝動的だった」として懲役１年６月、執行猶予３年の判決を言い渡した。
検察側も心神耗弱を認め、懲役１年６月を求刑していた。
山田裁判長は判決理由で、被告の犯行時の精神状態について「解離性障害にかかっており、直前にトラブルになった父親への不満を爆発させた」と認定。「犯行に計画性はなかった」と結論付けた。
検察側が起訴前に実施した鑑定留置で「人格解離性障害があり、責任能力は減退していた」との鑑定結果が出ている。
判決によると、桜井被告は昨年７月２８日夜、平塚駅の改札口付近で通行人をナイフで次々と切りつけ、４人に軽傷を負わせた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090216/trl0902161601002-n1.htm

毎度毎度の「キ○ガイ無罪」か。(執行猶予だけど)
刃渡り３．５ｃｍのキャンプ用十徳ナイフを使った連続６人傷害事件。
まあ、本気で人を殺そうと思ったら、キャンプ用十徳ナイフでは心臓やら動脈を狙わないと難しく、服の上からだと更に難易度が高くなる。しかも、刃を固定するロック機構が無いから、切り付ける場合はともかく、刺した場合は下手すると握っている自分の指を切りかねない等、武器にまったく不向きな道具である。(警察の逮捕御用達というだけ)
そういう意味で、本当に衝動的で計画性は無かったと思うが、警察のオタク狩りでちっさいナイフですら逮捕される昨今、用もないのにキャンプ用ナイフを持ち歩いていた時点で、アウトだよなぁ。*1
…男なら。
とりあえず、精神異常者なら責任能力が無いから無罪、心神喪失状態なら減刑、という仕組みが現実として存在してるのは仕方が無い。(量刑の男女差別は問題だから是正すべきだと思うが)
なら、なんで精神異常者の責任能力を肩代わりする保護者が代わりに実刑受けないんだろ？
無責任の闇に消えてしまった罪は、一体誰が償うのか。
責任能力のない犯罪に拠る被害は、自然災害のようなものだというが、なら国が補償してくれるのかね？

*1:車に積みっぱなしだった等と言うわけでもないし。女性の鞄に十徳ナイフは幾らなんでも…