gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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asahi.com(朝日新聞社):仏政府「チベット独立支持しない」 中国と関係改善へ - 国際

【北京=峯村健司、パリ=飯竹恒一】中国外務省は1日、チベット問題などをめぐって悪化していたフランスとの関係について、適切な時期にハイレベルの接触や戦略対話を再開すると発表した。フランス政府が「チベットは中国の一部であり、いかなる形の独立活動も支持しない」と約束したという。
昨年12月にサルコジ大統領がチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談したことに中国が反発。中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相が2月に欧州5カ国を歴訪した際、フランスを素通りするなどこじれていた両国関係は、これを機に改善に向かいそうだ。
AFP通信は1日、フランスのサルコジ大統領と中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が、金融サミットで訪れるロンドンで会談する予定だと伝えた。
中国外務省によると、フランス政府は「チベット問題は重要かつ敏感な問題であることを十分理解しており、内政干渉はしない」ことを確認した。中国側は「両国関係を重視し、パートナーシップを強化する」としている。
フランスのラファラン元首相が北京を訪問し、温首相と会談するなど協議を重ねた結果、合意に至ったという。

http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY200904010327.html

中国機関紙(=朝日新聞)による「中国外務省の発表」という、うさんくさいソースだが、これが事実とすれば、世界の主要な核保有国が中国に対して「ヤバイ部分には目を瞑ってでも仲良くする」という行動を取り始めた事実を明確にしたといえる。
フランスの国家標語 は「自由、平等、友愛」なんだけどね…。*1
元々、外交なんて国益の為にやるんだから、魅力的な中国市場に参入出るなら、他国民が何十万人殺されようが気にしない、というのは正しい選択ではある。
が、困った事に、その危険な独裁人権無視国は日本の隣にある上に、侵略の機会を窺っている反日国家なのだ。
日本が中国に侵略され、弾圧されれば国際世論が黙っていない、なんて幻想も、いい加減こういう現実を見て欲しい所であり、日本の核武装は「平和」の為には必須だと思うんだけど。
核がダメなら外交で平和を保つべきであり、日本にまともな外交力があれば、表面的に中国とは仲良くしつつ、中国の人権無視などを世界世論で問題視させて、民主国家に拠る対中包囲網を作っていくのが当然の策なんだけど、大部分の政治家は国内までの視野しかなく、外務省からして中国に乗っ取られている状況では望むべくも無い…。

*1:他の常任理事国であるアメリカは「我ら神を信ず」、イギリスは「神と私の権利」、中露は無い