北朝鮮「世界最大の砲兵隊を保有」、在韓米軍司令官 国際ニュース : AFPBB News
【4月22日 AFP】朝鮮半島の緊張が高まる中、在韓米軍のウォルター・シャープ（Walter Sharp）司令官は22日、北朝鮮が、世界最大の砲兵部隊を保有しており、南北朝鮮の全面衝突となった場合にはソウル（Seoul）に砲弾を雨のように降らす能力を持っていると述べた。
http://www.afpbb.com/article/politics/2594926/4060075
18日には北朝鮮の朝鮮人民軍（Korean People's Army、KPA）が、ソウルが軍事境界線から「わずか50キロほどの距離」しかないことを強調していた。
在韓米軍2万8500人を指揮するシャープ司令官は、地元財界人らに対し、北朝鮮が保有するのは「旧式の軍隊だが、非常に大規模で（韓国に）非常に近く非常に危険な場所に配備されている」と述べ、「北朝鮮は、非常に大規模な特殊部隊を保有している。また世界最大の砲兵部隊を保有し、できるだけ南に配備している。きょうにもソウルに砲弾の雨を降り注がせることができる」と語った。
シャープ司令官によると、北朝鮮は8万人規模の特殊部隊を保有し、砲台1万3000基を軍事境界線沿いに配備している。(c)AFP
書類上、世界最大規模の軍隊を持っていようと、それが運用できるか否かは別問題だろう…。
いくら陸戦兵器が、多少の不具合があっても「使える(実用性があるとは言わない)」物だとはいえ、ロクな補給も整備も無しでカタログどおりの性能が出せる筈もなし。
ソウルまで「届く」のは、何割だか。
閑話休題。
そもそも、朝鮮戦争から停戦して半世紀以上経っているのに、首都が最前線から戦術兵器で砲撃できる距離に居続けたという事がアホと言うか。
なんか憲法違反がどうこうという議論があったらしいけれど、行政機能を分散するとか、もっと後方に経済中心を移動させるように時限的な経済特区を作って誘致するとか、幾らでも手はあったように思う。
結局の所、上下朝鮮共に「内戦する気なんて無い」というのが、この現状に表れているのだろう。
北朝鮮にしてみれば、独裁体制が維持され、日本の在日朝鮮人から送られてくる外貨で安楽に暮らせれば、国民がどんだけ飢えようが文句は無く、韓国は韓国で、折角先進国の仲間入りしたのに、貧しい北朝鮮が手に入っても飢えた北朝鮮の国民を食わせる為に政府が莫大な税金を長期に亘って投入しなければならず、発展が阻害されて支持率が下がる。
韓国では代替わりした大統領は徹底的に叩かれるという伝統*1があるから、支持率が落ちて再選できないと困るのだ(爆)
