gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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時事ドットコム:「空母型」護衛艦が進水=ヘリ3機同時発着、海自で2艦目

海上自衛隊に配備されるヘリコプター搭載護衛艦「いせ」(1万3950トン)の命名進水式が21日、横浜市の「アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド」横浜工場で行われた。
艦首から艦尾まで甲板がつながる空母に似た海自最大の護衛艦で、同型艦横須賀基地(神奈川県)所属の「ひゅうが」に次いで2艦目。護衛艦「ひえい」の後継として、来年度末に就役予定。
全長197メートル、最大幅33メートルで、建造費約975億円。哨戒ヘリ3機が同時に発着艦でき、輸送用などのヘリ1機の発着スポットも備える。格納庫を含め最大11機搭載可能。
ひゅうがと同様、女性隊員も乗艦予定で、大規模災害や海外派遣時の海上司令部の機能を持つほか、人員、物資の輸送などにも活用される。海自は「戦闘機は発着しない」としている。(2009/08/21-16:16)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082100610

単なる「ヘリコプター搭載護衛艦」で、「空母」じゃないっちゅーねん。
ヘリの搭載定数なら、既存のはるな型しらね型と同じ3機だし、それが同時発着艦でき、今まで不可能だった重整備が可能になったというだけ。(ついでに長期航海や海外派遣時の指揮指令機能が拡張されている)
甲板の強度がジェット噴射の高温に耐えられないから、仮にF35Bやシーハリアー等の垂直離着陸機を導入しても戦闘機の母艦になれないというオチ。*1
これでは軽空母と言うカテゴリにすら入らないから。
だいたい、「空母」と書くと、中国が建造と配備を進めている、ロシアやイギリスと同等の大型正規空母、この護衛艦の7倍くらい巨大な空母と同列に扱って、「中国の軍拡はきれいな軍拡」という話にされるから嫌なんだよ…。

*1:ジェットの高温だけではなく、強度や耐加重、重量バランスの問題もあるから、甲板を改造すればOKみたいな簡単な話じゃないらしい。つまり。絶対無理