「祖父と同じ選択を」露、２島返還で解決要求 : 政権交代 : 特集 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

【モスクワ＝金子亨】インターファクス通信によると、ロシア外務省のネステレンコ情報報道局長は３日、モスクワ市内で記者会見し、北方領土問題について「（民主党代表の）鳩山氏が、ソ連との共同宣言に署名した祖父の鳩山一郎（元首相）のように正しい選択をするよう望む」と述べた。
平和条約締結後、歯舞、色丹の２島を引き渡すと明記した１９５６年の日ソ共同宣言に基づき、２島返還での解決を図るよう新政権に求めたものといえる。
（2009年9月4日01時45分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090830-592896/news/20090904-OYT1T00121.htm

ロシア側から２島返還を申し出ているのは、麻生との間では４島返還で纏まりつつあったからで、組し易い鳩ぽっぽ相手にさっさと２島返還で手打ちにしたいからと言う話。
麻生元総理がどんなに頑張っても、外交上で成果を挙げにくかったのは、実際に世界中から予想されていたとおり、政権交代が起こるので外交政策自体も大幅に転換されるからな訳で、ようやく４島返還で纏まりつつあった話も、ご破算になる訳だ。
もし、鳩ぽっぽが短期的な利益狙いで２島返還を容認したら、残りの２島は永久にロシアに奪われたままになってしまうだろう。(少なくとも、残りの２島を交渉材料にして、更に日本からの援助や譲歩を引き出すことだけは間違いない)
チンパンジー福田が逃げた後、奇跡的と言ってよいタイミングで、本来は首相の目が無かった麻生が総理になると言う幸運を、マスゴミに踊らされて自分から棄ててるんだからホント、日本人は最悪の時に最悪の選択をしたと思うわ。
「ゼロよりは２島返還でいい」とか寝言こいてる連中は、日本の外交オンチの根源とも言うべき、島国根性に凝り固まって平和ボケしたアホだと思う。
世界相手の外交で、日本人相手のようにお互い譲歩して…とか、「無い」から。
正当な理由も無く相手に譲る事は、相手の主張を(一部でも)認めることに等しい。
北方領土に関しては日本側が譲る理由が無い。(これは竹島についても同様)
にもかかわらず、ロシアに譲ってしまえば、外交的には「残り２島についてロシアの主権を一部でも認めた」事になり、残り２島の返還交渉は困難さが増す事になる。
鳩山がきちんと４島返還で突っぱねることを祈りたい。