gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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しらかば帳:「エコ」って何だ /長野 - 毎日jp(毎日新聞)

「エコ」の名の下に使えるテレビや車を廃棄させ、新品への買い替えを勧める国とメーカーのやり方はいかがなものか。大量のゴミを出すのがエコなのか。
肥満体形をやや脱し、緩くなった背広の寸法を直そうと思ったら、安物が1着買えそうな見積もりが出てきた。キーが一つだけ調子の悪いパソコンを修理に出せば買い値の半額近くもかかるという。結局、どちらも押し入れに眠ったままだ。この手の話は誰でも経験があるだろう。物を修理しながら使う文化がないのだ。流行の「エコ」が「直すより買った方がいいよ」に聞こえてしまう。(竹)

http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100318ddlk20070088000c.html

こういう、数字を使った計算の出来ない馬鹿文系が居るから、エコが進まないんだろうな。
日本の家電は、省エネ・省スペースに加え、リサイクル性も年々向上し、古くなればなるほど消費電力もリサイクルコストも高くなるのだ。
例えば、冷蔵庫。
エコ非対応の安物(1.5〜2万円)と、エコ対応の中級品(4〜4.5万円)の値段は、2万円程度しか変わらないが、消費電力は2〜3倍違う。
年間約4千円の電気料が削減されるので、5年使ったトータルコストは非エコ製品の方が「高く」なる。
加えて、廃棄する際のリサイクルコストも高いものとなる。
こうなると、古い製品を使い続けるほうが「害悪」なのである。
ついでに言えば、この記者の言及する「背広」。
吊るしで安物は、工場で大量生産しているから安いのであり、個々に応じた手作業が必要ならば、吊るしの寸法直しも、オーダースーツの寸法直しも、同じくらいのコストがかかるのだ。
吊るしで4万円のスーツの寸法直しに2万円払うのは「高い」と感じるかもしれないが、フルオーダー20万の高級背広が、寸法直しで2万なら「安い」だろう。
その程度の感覚の差に過ぎない。
大昔のように「修理して使う」というのが「エコ」なのは、リサイクル対象が「工業製品ではなかったから」という当たり前の事実に気付けない人間が、高給取りの記者様として「愚民に訓示」とか気取っているのかと思うと、流石侮日変態新聞様は、言う事が違うネェ…としか。
あと、PCのキーボードに関しては、わざわざ修理しなくても、2千円で外付けのキーボードを買ってきて使えば良い話。
キーが一個調子が悪いだけで、押入れに叩き込んでしまうような人間がエコを語るとか。
多分、この記者が息を吸うのを止めて、こんな駄文を紙に印刷する事を止めるほうが、エコだと思うよ。まじで。