gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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プロパンガスの罠 その5 (第一部完)

朝の十時過ぎに、ミツウロコ神奈川支店 N店店長から電話が来て、謝罪とガス漏れ調査をしたいとの電話。
出かける予定があったが、さっさと解決したかったので、出かける予定を中止して待つ事にした。
15分程度で店長がやってきて、お詫びとともにタオルをよこしてきた。
まず15日の段階で撮影したガスメーターの値を見せ、以降一切ガスを使用していないことを説明して、今日時点のガスメーターの値が、写真と全く同じであることを確認。
ガス漏れではありえないことを認識させる。
続いて、風呂場が荷物で埋まり、給湯器は水道が繋がっておらず、ガス台のみしか使えないこと、そのガス台の目の前まで荷物が埋まっていて、ガス台すら満足に使えないこと、そして、以前使っていたガス会社から、自分のガス使用量が、いままで少ない場合で1.7、多くても5.0を超えたことが無いと言う事実を説明した上で、こちらが「8.7立方メートルものガスを使えると思いますか?」と聞くと、だんまり。
集金の根拠となった、前回検針値のモトである、前の住人が出て行った際の領収書を出してきたが、「それは、あくまでも前の住人が出て行った日の検針値であり、自分が入居した3/16日の数値であることを証明する資料ではない」事を指摘し、「3/16日の検針値が住人が出て行った日の検針値と同一である証明をしてください」というとだんまり。
こちらは、わざわざメーターのメーカーにログを取れないか確認までしているのに、ミツウロコは「調査」といいつつ、そんなことすらしていなかったらしい。
「3/16日の検針値を証明する数字は、ミツウロコの開栓立会いの記入ミスで不明となり、請求書にある前回検針値が3/16の値だという証明も出来ないのに、あなた方はお金を請求するのですか?」と問うと、だんまり。
…本当に、この人何しに来たんだろう。
「で、どうしたいのですか?」
と聞いて、ようやくミスを認め、今回の請求をゼロとし、前回(4/14)の検針値を基準として来月から集金する旨を提案して来た。
本当は、侘びも兼ねてるからそれでも良かったのだけれど、ゴネ得狙いではないし、とある理由もあって基本料金である1500円だけは支払うことにした。
これは、店長は4/14の検針値である11.0を基準に来月から請求するように言ってきた辺りにある。
実際の現在のメーター値である11.76であり、自分にとっては「お得」な話なのだが、コレを許すと「ミツウロコの検針記録データベース上はこのトラブルが残らない」のである。
あえて自分にとっては損になるが、現在のメーター値である11.76を開始値とさせる事で、わざわざ個別にデータを手で修正する必要があり、「通常運用ではありえない数字」がデータベースに残ることになるので、経理上の「特別値引き」でしか残らないトラブルが、ずっと残ることになる。
ごくささやかな嫌がらせの為に、1500円プラスいくらかの金が出る事になるが、値引き伝票やらの法律の保持期間が過ぎれば破棄されてしまうモノと違って、この手のデータベースはシステムが廃棄されるまで溜め続けるものなので、今の店長が退職しても「汚点」は残るという辺りで溜飲が少し下がるというものである。
ようやく解決したので、今回の件で大家さんに仲介してもらった不動産屋へお礼に行き、大家さんにも自体の顛末を添えてお礼の電話をする。(前の大家さんと違って、直接会わないタイプの大家さんなので電話のみ)
この時に、きちんとこのガス屋が「あてにならないいい加減な調査」しかしなかったことを伝えたので、次にトラブルがあったら、変えてもらえそう。
現状、ボッタクリ価格だから、少し時間を置いてから、価格の適正化または他のガス屋への変更をしてもらえるように動いてみようかと思う。
今回の教訓

消費者センターは全く頼りにならない
LPガス協会は消費者センターよりマシだがあまり頼りにならない。それでも通報すべき
意外に効いたのがミツウロコ本社への相談メール (これで担当者から店長相手に変わった)
多分、一番効いたのが大家さんからの問い合わせ(契約権を握っているので)

ガス屋が、最初の電話で「消費者センターに訴える」と言ったときに、どうぞご自由にという余裕の態度を取るわけである。
今回は、不動産屋の仲介で早めに大家さんが味方になってくれたのと、相手が大企業で、本社という上位組織への働きかけが使えた部分が、勝因だろうか。
あとは、打てる手は全部打った、という辺りか。