gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

【グレンダンボ(オーストラリア南部)=本間雅江】宇宙航空研究開発機構小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還した。
飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ・メートルで、満身創痍(そうい)の奇跡の帰還だった。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、ウーメラ(南オーストラリア州)付近に着地した。宇宙機構は今後、カプセルを日本に運び、内部の確認を行う。はやぶさは月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となった。
カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。
はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。小惑星に軟着陸したのは、史上初だった。
しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
はやぶさは13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、インドの上空7万4000キロ・メートルでカプセルを分離した。同11時21分(同10時51分)ごろ、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。
本体は大気との摩擦で燃え尽きたが、カプセルは底面が断熱材で覆われており、パラシュートを開いて減速した模様。位置を知らせる電波を発信しながら降下して、同11時37〜38分(同11時7〜8分)ごろ、ウーメラ付近に着地した。
宇宙機構は、着地点をヘリコプターから確認した。14日にもカプセルを回収する。今後、日本へ空輸し、専用施設で慎重に中身を調べる。
イトカワで試みた砂の採取は、装置が正常に作動しなかった。しかし、着陸の際に舞い上がった砂煙が、カプセル内に入った可能性があると期待される。
はやぶさは、新技術のイオンエンジンを搭載した。のべ4万時間稼働して、小惑星へ往復する長距離の航行を完遂。日本の宇宙技術の高さを世界に示した。
(2010年6月14日02時26分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100613-OYT1T00818.htm?from=top

おかえり、はやぶさ。そして、さようなら。
昼間、ゆっくりと風呂に浸かってゲーム後に、部屋掃除で疲れ果てて眠ってしまった為、あやうく見逃す所だったが、ハーフラベリングタイム用のアラームで目が覚めて、なんとかUSTではやぶさの最期を看取る事が出来た。
ニコ生はプレミアム会員ですら入れない状況で、USTへ人が流れ、USTにも3万人以上がぶらさがっていたお陰で、かなり遅延やコマ落ちが酷かったのだが、はやぶさの再突入少し前から急に回線が持ち直して、ほぼリアルタイムではやぶさを見送れたのは、本当に良かったと思う。
UST画面の横でツイッターのコメントが凄い勢いで流れていたのだが、再突入時間近くになると止まりがちになる。どうやらツイッターも負荷で繋がりにくくなっていたらしい。
ニコ生の方も20万人からの視聴者が殺到していたとかで、最終的にはのべ23万人程がはやぶさ最期の雄姿を看取ったと言う事になる。
…これだけのニーズのある話を、TV局はどこも、NHKですら完全に無視し、一方で読売新聞は素晴らしい写真をほぼノータイムで公開して読者に応えた。
なんというか、日本のTV局は、新聞より先に滅びるかもしれないね…。
JAXAのスタッフが素晴らしい仕事を完璧にやり遂げ、7年もの長期ミッションに応え切ったはやぶさの物語に対して、こーいう臭くて汚いマスゴミ腐敗の話なんて付けたくないんだけど、韓国で2度目のロケット失敗の直後、日本の宇宙開発成功の報道を自粛する日本の全テレビ局。
スポンサーの意向に逆らえない民放はともかく、NHKがこの体たらくなのは国民として怒りを覚えるべき所だと思うんだ。