gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

中央日報 - 北の挑発に備えて民防衛訓練を実施したが…車に乗ったまま見物

15日、北朝鮮の砲撃など非常状況を想定した民防衛訓練が行われた。全国民を対象にした訓練は1975年に民防衛基本法が制定されて以来初めてだった。
この日午後2時、ソウル光化門(クァンファンムン)広場。「ウーン」というサイレンの音とともに空襲警報が発令されると、2分間ほどで広場付近の交差点ががらんと空いた。警察が車道に出て、安全棒で車を停止させた。ほとんどの車は道端に止まった。一部の車は停止指示を無視して通過しようとしたが、警察に止められた。
消防防災庁はこの日の訓練では車の利用者も地下道などの退避所に避難させるという方針を立てた。しかしほとんどの運転手は車から降りなかった。空襲警報が終わるまで車に乗っていた。
2時の乙支路(ウルチロ)2街のロータリー。サイレンと同時にすべての信号灯が止まり、赤色の非常灯だけが点滅した。往復8車線の道路を埋めた車が同時に止まった。
警察と黄色いジャンバーを着た民防衛隊員が道路に出て叫んだ。「民防空訓練です。建物に入ってください」。しかし一部の通行人は歩道の隅に立ったまま訓練が終わるのを待った。ある市内バスの運転手はバスの外に出てたばこを吸った。
クィック配達サービスの運転手は車道に立ったまま顧客に電話をかけた。「いま民防衛訓練のために止まってます。もうすぐ出発します」。ホ・ジェフンさん(46)は「クイック配達でこのようにストップするのは初めて」と話した。
同じ時刻、ソウル江南区駅三洞(カンナムグ・ヨクサムドン)の江南交差点。民防衛訓練開始を知らせるサイレンが響くと、民防衛隊員は笛を吹きながら通行人を避難させた。約4分後、江南交差点の歩道には人がほとんど見られなかった。一部の市民は江南駅の地下に駆け込んだ。江南交差点付近を走っていた車も停止した。
しかし車から降りて地下退避所に移動する人はほとんどいなかった。ある運転手は停車した車から降り、カメラで写真を撮ったりもした。しばらくすると警察車1台がサイレンを鳴らしながら、歩道にいる市民に拡声器で「地下に降りてください」と指示した。
2時10分。江南駅7番出口は入口まで人がぎっしり埋まった。江南駅で降りた乗客と歩道から避難した人が、訓練が終わるのを待った。民防衛隊員2人が入口に立って人々を統制した。
しかし時間の経過とともに、統制を抜けようとする一部の市民が目についた。20代の男子学生3人は「地下に避難しなさい」という民防衛隊員の言葉に笑いながら反論し、結局、建物の前で訓練が終わるのを待った。民防衛隊員として参加した駅三1洞統長のチェ・イェヒさん(59、女性)は「市民が比較的よく協力してくれたが、一部の若者は指示に従わず苦労した」と話した。
2時15分。空襲警報が警戒警報に変わった。車の通行は警戒警報が終わってから可能だが、すべての車が動き出した。江南区庁の関係者は「今回の訓練は以前とは違い、車から降りて避難する訓練だが、強制はできず、現実的に難しい部分がある」と話した。江南警察署の関係者も「車に乗っている人をすべて車から降りるようにすれば大きな混乱が発生し、歩行者の避難訓練に重点を合わせた」と述べた。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135824&servcode=400

北朝鮮の空軍戦力では、ソウルを空爆するのはほとんど不可能だし、短距離ミサイルやロケット砲を使われたら、サイレンなんかより着弾の方が早い。
となれば、避難訓練というよりは、国民に有事の到来を受け入れさせる為のパフォーマンスのようにも見える。
まあ、韓国国内に数千人規模で潜伏している北朝鮮の破壊工作員が引き起こすテロ対策を重視したほうが万倍役に立つ状況だからなぁ。
あと、太陽政策時代の洗礼を受けた若者は、北朝鮮より日本を敵視している*1から、訓練に非協力的だったのは、現実を正しく把握していないからじゃないかと思われ。

*1:北朝鮮が攻めて来たら、日本を攻撃します」という発言なんかは有名