レインボー・ロール・スシ （rainbow roll sushi）

前回はお盆期間中でバイキング休止中という悲しい無駄足を踏んだが、今回はきちんとＨＰが確認して再訪。
1130時に一番乗り。
段差の多い店内であるが、ブッフェ台に近い席に案内されたので、ほぼ問題なし。
最初に説明があるのかと思って待ってたら、説明は無く「バイキングなのでご自由にお取りください」とだけ言われる。
そのタイミングで、ホットペッパーのクーポン(10%OFF)を見せておいた。
とりあえず、ざっくりと集めてみた。

明らかな敗北メニューであった焼きそばはスルー。ロールスシはあまり種類が無いみたい。
全体的に、和食系が多めだが、サラダやナムル、バンバンジー等、品数を増やす為に統一感のない料理が散見される辺りは、なんちゃって和食らしいと言うべきか。
とはいえ、価格1200円でこの品数なら十分だし、また店のウリであるロールスシが食べられるというのも、お試しとしては悪くないのではなかろうか。
しかし…。
以下、ちと厳しい意見なので折りたたみ。
んで…味なのだが。
唯一の例外である天麩羅(挙げたて限定)を除けば、なんというか、悪い意味で平凡。
和食は、凄ければ凄いほどほど自然な味になっていくので、「普通」っぽさが強くなるのだが、ここの料理はなんというか「平凡」であり、「普通」っぽくない。
決して不味いなんて事は無いし、味付けも悪くないのだが、和食にしては味がはっきりしすぎている感じがする。
そして、このお店の売りであるロールスシ。
種類が少ないのは良いんだけど、補充が間に合わず無くなる時間があったり、ネタがものすごく安いネタだとハッキリ判る内容なのは、ガイジン相手のちょろい商売だと舐めててディナーもこのレベルなのだろうかと不安にさせられた。
個人的に、外国向けにローカライズされたロールスシを専門店で食べるのは初めてなので、もう少しレベルの高いものかと期待していたのだが、スーパーのパック寿司と大差ないと感じさせてしまうのは、専門店としては拙いのではないとか思う。
ランチというのはディナーの試金石として食べられる事もあるのだから、割烹・料亭とかで提供されるランチでは、どんなにお得価格でも、さりげなく「本気」を感じさせるものが含まれていたりする。
しかし、今回のランチの中には、そうした「本気」を感じさせるものはなく、なんというか「ガイジン相手ならこの程度で良いよね」的な安易さを感じたのは、穿ち過ぎだろうか。
この店の客層が外国人に偏っているのは、日本人のリピート客が少ないという裏返しではないかとも思うのだ。
かなり酷い書き方になってしまったが、価格に比して品数、味、共に決して悪いものはない。
皿の上げ下げもしっかりしているし、店員の対応も及第点。
ロールスシというものを、安価に食べてみたい向きには、良いと思う。
ただ同時に、ロールスシというものに「ああ、この程度の料理か」と失望もセットされてしまうかもしれない。
それは正直、もったいない事だと思うのだけれど。