日中戦争開戦か！？ 中国海軍が日本領尖閣諸島へ航行開始 中国海軍のこうした動きは初めて:ハムスター速報

中国海軍の艦船数隻が、16日午前の時点で、尖閣諸島の方面に航行していることがわかった。尖閣諸島の国有化以来、中国海軍のこうした動きは初めてのことで、政府が対応を急いでいる。
複数の政府関係者によると、尖閣諸島方面に向かって航行しているのは、複数の中国海軍の艦船で、数は6〜7隻だという情報があるという。
中国海軍の艦船の詳細な位置は明らかになっていないが、尖閣諸島の接続水域に向けて航行しているもよう。
もし接続水域に入れば、尖閣諸島の国有化以来、初めてのことで、政府は午前10時50分現在、海上自衛隊が警戒監視活動を行い、首相官邸の危機管理センターを中心に情報収集にあたっている。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00233544.html

タイトルの安い煽りはともかく、中国が７隻もの軍艦を派遣する、と言うのはかなり強硬な態度だし、冗談抜きで結構レベルの高い緊張度状態。
そして、恐ろしい事に中国人民軍は、「現場での暴発」が起こり得る統制レベルの低い軍隊だから、万が一にも護衛艦相手にレーダー照射とか、威嚇射撃なんてしようものなら、冗談ではなく戦争が起こり得る。
ついでに言えば、日本に対して軍事圧力を掛ければ掛けるほどに、日本企業はチャイナリスクの脅威を感じて撤退を急ぐ事になる。
閑話休題。
今回派遣された７隻の内訳は、自衛隊の発表資料によると
参考：中国海軍の動向について 24.10.16 (PDF注意)

ルージョウ級ミサイル駆逐艦 (7000t)
ルフ級駆逐艦 (4200t)
シャンカイII級フリゲート (3900t)
ジャンウェイII級フリゲート (2200t)
フーチン級補給艦
ダージャン級潜水救難艦
ダーラオ級潜水救難艦

http://www.mod.go.jp/js/Press/press2012/press_pdf/p20121016.pdf

という構成で、補給艦と潜水救難艦２隻を除けば、全て就役が１９９５年以降の最新鋭艦である。
主力は、最新のルージョウ級が防空を、汎用のルフ級駆逐艦が対艦と防空を担い、汎用のシャンカイII級とジャンウェイII級の両フリゲートが支援という４隻が火力担当、随伴の補給艦はともかく、潜水救難艦が２隻も随伴している事を考えれば、最低でも同数の潜水艦が潜行している事が確定だろう。
実質的には、歴とした戦闘艦隊と言える。(海軍大国である日本相手じゃなければ、威嚇では済まない規模)
…潜水艦が潜水状態で領海侵入したら、撃沈されても文句は言えない「戦闘行為」だから、この手の発表ではあえて潜水艦の情報が伏せられてるんじゃないかと邪推したり。