gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国、露の最新鋭戦闘機24機購入へ…米に対抗 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

【北京=大木聖馬】中国の国際問題専門紙「環球時報」は22日、ロシアメディアの報道を引用する形で、中国がロシアの最新鋭戦闘機「Su(スホイ)35」を24機購入すると伝えた。
同紙によると、ロシアの武器輸出公社はすでに中国側と大筋で合意し、21日まで訪中していたセルゲイ・ショイグ露国防相が機体の引き渡し時期などを協議したという。正式契約は1〜2年内に行う予定で、契約金額は15億ドル(約1230億円)を超えるとみられる。
同紙はSu35について、エンジンは米軍の最新鋭ステルス戦闘機F22より優れ、電磁妨害の特殊な環境下ではF22の能力を上回ると紹介。ロシアも今後10年間の主力戦闘機として配備する方針という。
中国は現在、次世代ステルス戦闘機「J(殲)20」や「J31」を開発中だが、実戦配備までにかなりの時間がかかるとされる。米国は、開発中の最新鋭ステルス戦闘機F35をアジア太平洋地域に配備していく方針を示しており、中国は当面、Su35の導入で対抗していくとみられる。
(2012年11月22日19時08分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121122-OYT1T01154.htm

Su35ってのは、ロシアがSu27をベースに対ステルス機能力を付与した第4世代++型と呼称している新鋭機で、強力なレーダーとロシア伝統の変態的機動性を併せ持った、第5世代機(PKFA)がモノになるまでの過渡期を埋める機体だったりする。*1
これを、かなり前に中国はコピーする気満々で4機だけ売れとロシアに言ったのだが、ロシアにふざけんな最低48機買わねーんなら売らねぇよコピー豚め。と言い返されて、しつこく大阪のおばちゃん並の熱心さで延々値切り交渉を続けて、ようやく24機で決まったと言うもの。
…冷静に考えると、既に独自開発したはずの第5世代J20戦闘機を、2〜3年以内に量産すると息巻いているのに、どうして、どんなに早くても3年以上先にならないと現物が来ないロシアの第4.5世代機を、コピーする為に買う必要があるんだろう。
と普通は考えてしまうものだが、きっとこれは「こうどなじょうほうせん」なのだから、中国のJ20の高性能を秘匿する為の擬態に違いない(棒)
冗談はさておき、Su35はガチで強力な機体だから、日本だと今度買うF35がモノにならなかったら対抗機種が無い。(F15形態弐型でもかなり劣勢)
それが24機、将来的にはコピー機が百機単位で配備されたら、笑い話とは言い難いのは事実。

*1:なのでF22の能力を上回る、と言うのは限りなく嘘。状況を有利に設定して、F22にハンデ付けたら有利ですよ、と言うくらいの意味と捉えるべき