gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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政治漂流を加速させる「マニフェスト神話」の崩壊:日経ビジネスオンライン

…はて?自分の知る限り、マニフェストという言葉に神話と呼べるだけの信頼性が寄せられていたという時期が一瞬でもあった事なんて無いはずなのだが。
自民党政権公約がロクすぽ守られなかったからこそ、政権交代したミンス党では守られるかもと騙された愚民が、ようやく「マニフェスト(選挙公約)なんて、小学生の将来の夢より儚く、実現性の無い口約束」という現実を理解しただけ。
その改善に、政党の企業化なんてのは、本末転倒だ。
そもそも、日本では「政党」の力が強すぎて「首相(内閣)」の立場がが弱いから、毎年のように首相が変わり、短期的にも筋の通った政策が実行できないという構造問題がある。
そんな状況が半世紀以上問題視されなかったのは、体制発足からずっと自民党が与党圧勝状態だったからで、バブル崩壊以降、自民の議席が失われ、二大政党制に近い混戦状態になる程に、この問題が表面化してきた。
結果、数の暴力を実現する為だけに、全く政治理念の異なる集団が野合して「与党」になるのが当然となってしまい、更に筋の通った政策実現から遠のいている。
かつての自公連立政権もそうだったし、先の選挙で圧勝したミンスも同様だった。
まずは、「政党の力を削ぎ、内閣の独立性を担保する」のが最優先で、大統領制と同様に、国民の直接選挙で選ばれる首相にすれば良い話だと思うのだが…まあ、与党のうまみが無くなる事を、どんな政権与党もやるはずがない訳で。