北京の「金」ショップで見た、中国経済減速の実態：日経ビジネスオンライン
(前略)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121116/239537/
一時的には経済のハードランディングが生じても、巨大新興国家が長期没落の道をたどることなど考えられないと、金ショップの店頭の人ごみにもまれながら確信した。
シンガポール在住の著名投資家、ジム・ロジャーズ氏も中国経済を語るとき、必ず、ジェスチャーでジグザグに右肩上がりに上昇するラインを空中に描く。「米国はじめ、どんな先進国だって、スムーズな一本線で上昇を続けた国などないさ」と言う。
中国のような超大国になると、ロケットに点火して成層圏を脱出するには、バブルが弾けるくらいのエネルギーが必要なのだと思う。
(中略)
私は中国の大手商業銀行のアドバイザリーをしている
(後略)
はいはいステマステマ。
中国人が「金」を買い捲っているのは、どう考えても経済混乱に備えたリスクヘッジ*1だし、貧富の差が比較的に小さいアメリカと、圧倒的に大きい中国を一緒にするなと。
都市部の中間〜富裕層だけ見て、中国の農村部の貧困層を無視し「コケてもまた立ち上がるさ」と楽観視するのは、中国の歴史を少しも理解していない証拠だと思う。
中国人は、飢える時に最も凶暴性が発揮される民族だ。*2
中国の王朝はほとんどの場合、行政システムの腐敗と、租税と飢饉のダブルパンチで飢えた農民反乱で崩壊し、武力で新体制を打ち立てては滅んでいく。
中国の経済発展が、もっと内需寄りに進んで、国内の貧富の差が小さい状態なら、ハードランディング直後の混乱期も、農民が飢えて武器を取る前に収束するかもしれないが、３年も経済混乱が続けば、確実に農民層で餓死者か出始めて、中国人の暴力性が増大していく。(リーマン以前はそれなりに報道されていた、反日以外の「暴動」に関する報道が、ここ数年は極端に減っている。暴動が減る要素が無いのだから…)
今は「反日」を餌に、意識を逸らせては居るが、日本相手に本当の戦争でも起こさない限り、中国人の暴力性は近くで発散せざるを得なくなる。そうなれば、大規模暴動が全土で発生するようになる。(すでになっているかもしれない)
文化大革命のときは、紅衛兵で粛清すれば済んだ。六四天安門事件では戦車で轢けば済んだ。…さて、今度は？
