gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本勢尻目にVWがGMと首位争いへ−来年の中国自動車市場 - Bloomberg

12月26日(ブルームバーグ):尖閣諸島をめぐる日中対立で打撃を受けた日本勢を尻目に、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)が来年、中国市場で外国自動車メーカーとしての販売台数トップの座を米ゼネラル・モーターズ(GM)と競うことになる。
中国の官僚が好むのはVWの高級車部門アウディのセダンだが、VWは2004年以後、中国での販売で1位となったことがない。だが自動車業界を調査するJSCオートモーティブ・コンサルティングによれば、来年の中国販売台数はVWが270万台、GMは265万台となりそうだ。VWは「サンタナ」や「ゴルフ」など8つの新型・改良モデルの投入が追い風となりそうだという。
ブルームバーグ・ニュースがアナリスト8人を対象にまとめた調査では、景気回復の勢いが強まることから、中国の乗用車販売は来年加速し、最大10%増えると見込まれている。オートフォーサイト上海やLMCオートモーティブなどは、来年3月に完了する10年に1度の指導部交代に伴い、内需拡大に向けた景気刺激策が導入される可能性があるとみている。
IHSオートモーティブの上海在勤アナリスト、リン・ホアイピン氏は、「景気が安定すれば、中国の消費者は自家用車購入に自信を強める。多くの指標が今年9月以降の景気改善を示している」と述べた。
外国メーカー各社は対中投資を強化している。欧州での販売落ち込みを補うため、初めて自動車購入する消費者が世界で最も多い中国市場に期待している。中国自動車工業協会(CAAM)は今月10日、全体の中国自動車販売が今年、1900万台を突破するとの見通しを示した。
世界市場では今年、トヨタ自動車が世界一の自動車メーカーとなりそうで、VWがGMと2位争いをしている。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MFL5IC6K50XV01.html

元々カントリーリスクの問題で、日本企業が中国市場を席巻する、と言うのが無理だった訳で、中国のバブル崩壊直後まで、ずっと儲ける事ができたと言うだけでも十分御の字だと思う。
まあ、カントリーリスクを無視して、本気で中国に軸足を移し、尖閣問題で思いっきりコケた企業は、自業自得として。
しかし、このニュース記事は、来年も中国市場が継続的発展を続けるという甘い見込みでやっているけれど、日本が経済回復すれば、一番削られるシェアは中韓の安物分野である。
下手にローン販売しまくると、ものっそい不良債権になりかねないと思うんだけど、欧州は中国より拙い状態だから、形振り構っていないのかもね。