gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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習近平総書記「いかなる時も軍が共産党に従うようにし、戦争での勝利を目指す」 : 大艦巨砲主義!

習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は6日、北京で全軍の党建設工作会議代表に親しく接見した。習総書記は「われわれは新たな歴史的特徴を多く備える偉大な闘争を行っている。これは党建設の全面的推進という偉大な事業にさらに高い要求を突きつけている。党建設をより突出した位置に据え、軍に対する党の絶対的指導を終始堅持し、戦争ができ、戦争に勝利できることを根本的着眼点として終始堅持し、党が党を管理し、厳格な党内統制を敷く方針を終始堅持し、改革革新精神による党建設の強化を終始堅持し、軍の党建設の科学化水準を不断に高め、新たな情勢下の軍事力強化という党の目標の達成に揺るぎない思想と組織の保証を提供しなければならない」と強調した。
習総書記はまた「軍の党建設の最重要任務は軍に対する党の絶対的指導を確保することだ。これは軍の党建設に対する根本的要求でもある。第18回党大会の精神を踏み込んで貫徹実施し、党の革新理論による将兵武装を堅持し、軍に対する党の絶対的指導の根本的な原則と制度をいささかも揺るがずに堅持し、全軍がいかなる時、いかなる状況でも党中央と中央軍事委員会の指揮に断固従うよう確保する必要がある。軍の党建設は戦争ができ、戦争に勝利できることをしっかりと押さえて展開し、部隊の戦闘力の増強剤、増幅器とならなければならない」と強調した。(編集NA)

http://j.people.com.cn/94474/8449578.html

00年代後半なんかは、軍区を越えた部隊再編の動きとかも合って、共産党の党軍支配は軍閥を押さえつけられるレベルに至ったかと感心したものだが…。
中国の歴史的に見て、中央政府の支配の箍が外れると、あっという間に地方軍閥が軍権を掌握して陣取り合戦を始めるから、この傾向は日本としてはラッキーかも。
しかし、ついこの前の胡錦濤政権時代に嵌めた箍が、2年と保たずに外れかけるとか、キンペーちゃんは人民開放軍との結びつきが強い軍人系の国家主席ちゃうんかったのかと。
中国の政軍システムは、軍閥の問題を挙げるまでもなく、中央からの支配が完全ではない為、党中央委員会の意向が、直接末端にある人民開放軍まで届かない。
具体的に言うと、党中央委員会の下には中央軍事委員会があり、その下に上級軍隊党委員会(兵站・諜報工作・事務)があり、更にその下に下級軍隊党委員会(人民開放軍の実戦部隊)がある。
同様に政務関係は、党中央委員会の下には国務院があり、その下に各政府部門、さらにその下に地方政府がある。
末端である人民開放軍の実戦部隊とか地方政府で問題が起こると、エスカレーション(段階的拡大)をしながら政軍両方の上の組織に投げられていき、最終的に党中央委員会は「末端の動きは、深謀遠慮の結果である」とドヤ顔する、政軍の相互補完的な「行き当たりばったり」システムを採っているらしい。
軍が暴走しちゃっても、まるで以前からの計画とか想定の事態だったかのように取り繕って、(日本を)威圧。
逆に政治が何かミスって国民の目を外に向けたい時に、地方政府が日本相手に無茶振りしても、まるで決まっていた外圧行使であるかのように取り繕って、(日本を)威圧。
みたいな某「園崎家のブラフ家訓」的な事をやっていて、案外それが上手く行っていたのだとか。
…まあ、某園崎家のブラフを山狗部隊がこっそり支援していたように、中国脅威論をある程度煽っておきたいどっかの超大国とかが、都合が良いからと放置しているのもあるんだろうケド。
今まではある程度威圧すれば、常に日本が折れてくれていたので、安心してブラフを使えたけれど、現政権に交代してからは、日本が折れてくれないので、振り上げた拳の置き所に困っているのだとか。
まー、なんというか、如何に特定アジアが日本の寛容の上に胡坐を書いていたのかが知れると思う。