gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ラノベ新人賞応募作の10人に1人は、いまだに三点リーダーの使い方が間違っていて、下読みが爆笑している - Togetterまとめ

プロ小説家がツイートしているけれど、「面白いが正義」。
3点リーダー「ごとき」で落されていると言う事は、一番最初の「面白いか否か」というハードルでコケているという冷たい現実は割と置き去りになっているというか。
なろうとかのシロウト小説の山に飛び込んで、良作を探す人々を「スコッパー」と呼ぶらしい。
人間は、「慣れる生き物」であるから、シロウトの悪文も読んでいるうちに、ある程度は「まあ、こんなもん」と読み流せるようになるのだが、歴戦たるスコッパーですら「スコップが折れる」と言うくらい、図抜けた悪文は読み手の心身を消耗させる。(クトゥルフ関係の書物を読むとSAN値が下がるみたいなもん)
以前、一度、好みのキーワードで抽出して上から順に読んだ事かあるのだが、評価が高い作品はともかく、評価が低い作品は数行読むだけでも苦痛で、なんでたったこれだけの文章を読むだけでこんなに辛いのかと、スコッパーと呼ばれる勇者の艱難辛苦の一端を垣間見たものである。
そのとき悟ったのが、「一定以下の文章は、面白い面白くない以前の問題で、辛い(つらたん)」と。
個人的には、仕事とは言え、読み手を無視した悪文に一度は目を通さなければならない下読みと言う仕事は、過酷だと思う。
…まあ、ツイッターで、本来なら守秘義務が絡むであろう仕事に関わる話を垂れ流してしまうモラルの低さは、また別の問題として。