給料上がらないのに食料価格高騰 悲惨指数上昇 : 大艦巨砲主義！

(前略)
総務省の消費者物価指数によると、４月の食料価格 は消費税率引き上げを受けて過去23年間で最も高い伸びを示した。みずほ証券が発表した４月の日本版「ミザリー（悲惨）指数」は7.0％と1981年以来の高水準に達した。一方で、厚生労働省が発表した４月の毎月勤労統計調査によると、１人当たりの現金給与総額に物価変動の影響を加味した実質賃金指数 は４年以上ぶりの落ち込みを示した。
食料価格は消費者物価指数の約25％を占めるため、食料価格上昇を通じて物価の高止まりが続けば安倍政権が来年実施予定の10％への消費税引き上げを判断する際、家計支出が圧迫され消費 が落ち込んでいる可能性がある。安倍政権は消費税増税の痛みを緩和するために、景気刺激策、税額控除、給付金増額などの手段を取らざるを得なくなるかもしれない。
(後略)

http://www.bloomberg.co.jp/bb/newsarchive/N6OGEM6S972O01.html

連続消費税ＵＰを睨んで、過去の増税時には「内税価格」表記を徹底させたのに、今回は外税併記を許したおかげで、３％どころか８〜１０％の便乗値上げが横行したからな。
だから、増税するなら食料品や生活必需品に対しては減税もしくは据え置きにするべきだったのに、欧米の外圧で消費税増税を急いだから…。
正味の話、消費税増税は安倍の失策だと思っているので、擁護する気はない。
しかも、増税後に景気の腰折れを防ぐために打ち出すべきだった大規模公共投資の話もほとんど無くて、むしろハコモノを作る人材が足りないから移民とか寝言が与党から出てるような状況では、お話にならんとしか。
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しかし、これは恣意的に過ぎる。
年金・保険絡みと高齢者医療費に関しては、まともな政治家なら絶対手を付けた部分だし。
民主党政権のお蔭で、福田、麻生と筋道をつけていた各種政策が破壊されただけでなく、鳩山、菅、野田の積み上げた負の遺産が多すぎて、その後始末で発生したマイナスを成果ではなく、失点と位置づけたら、そりゃこうなるわ。
ただ、早すぎる消費税増税の他、あっちこっちで増税しまくったのは非難されてもまあ、仕方が無いし、原発の再稼働が未だ実現できていないのは、そろそろマイナス点になると思うが。
個人的な総括として、「安倍は頑張っている。もう少し長い目で見るけど、１０％増税は無期延期しとけ」かな。