gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

アニメ業界!ラノベよりSFとかちゃんとした名作をアニメにしやがれ!

SFが廃れた始めた頃から、SFと付くと「絶対」ヒットしないという業界ジンクスがあるのを忘れちゃいけない。
ライトノベルという枠組みの中に含まれているけれど、実質的にSFであるという作品は結構あって、なんでそんな売り方をされているか、というと上記の理由が多分にあるから。
どう見てもSF作品だった筈の星界の紋章ですら、ハヤカワはSFという売り文句を可能な限り避けて、スペースオペラと宣伝していたぐらい。
ついでに言うと、「ちゃんとした名作」という評価基準自体が、かなり胡散臭いものである事を、この手の論を張る人は自覚していない事が多い。
今でこそ笹本祐一はメジャーなSF作家として認知されているけれど、昔、SFがもう少し人気があった頃には、笹本祐一の代表作であるエリアルなんかは、「アレをSFとは絶対認めない」という論が「一般的」だった。
同様な話で、ラノベで今は評価されていないけれど、将来的には価値観が変わって高評価される作品があるかもしれない。
そもそも、挙げられている作品の多くが「ラノベ」に分類されている事は、理解できなかったのかしらん?
それ以外にも「過去の」名作という時点で、スポンサーがつかない、と言う現実もまた理解すべき。
スポンサーにしても出版社にしても、とっくの昔に完結して、今更「そこから先の販売展開」が望めない過去の名作より、連載中で人気がある作品をアニメ化し、ヒットしたら延命し、売れなきゃ打ち切り、と言う商売の方が「堅い」と考えてるんだから、こんなところで論陣を張るぐらいなら、金持ち(スポンサー)をだまくらかす方が万倍堅実であろう。
あとは…挙げている小説/漫画作品両方ともに、大量のアニメ化済み作品が含まれている時点で、ニワカにもほどがあると…。