大阪市が人権博物館に立ち退き要求 賃料交渉折り合わず - 芸能社会 - SANSPO.COM（サンスポ）

大阪市は２７日までに、大阪人権博物館（通称リバティおおさか）に対し、浪速区の市有地（約７０００平方メートル）に立つ博物館を取り壊し、３月末までに立ち退くよう求めた。２６日付で文書を送った。
橋下徹市長が昨年１０月、１９８５年の開館以来無償貸与していた市有地の賃料を求める意向を示し、交渉を進めたが折り合えなかった。
市によると、橋下市長の意向を受けて昨年１１月、賃料支払いを定めた１０年間の事業用定期借地契約を結ぶよう要求。賃料は年間２７００万円程度と試算した。
しかし、博物館はことし１月「財源がない」として無償貸与の継続か、数百万円程度までの減額を要求。市は支払う意思がないと判断した。
同館は被差別部落や在日韓国・朝鮮人のほか、アイヌ民族、沖縄、薬害エイズ、ハンセン病、水俣病など、近現代のさまざまな人権問題を扱っている。朝治武館長は「対応を今後協議する」と話している。（共同）

http://www.sanspo.com/geino/news/20150227/pol15022723040001-n1.html

ぶっちゃけ言って、「博物館」というものは、全て「赤字経営」であり、あちこちからの寄付で赤字を補てんして成立している。
この「人権博物館」も例に漏れない訳だが、逆に言うと「市が年間2700万円程度の現物による寄付をしていた」のを「橋下が全面カットの上、更に賃料取り立てを命じた」というお話。
「人権博物館」にとっては「減収プラス支出増」で、5400万円相当のインパクトになる訳で、そりゃいきなり言われても無茶言うな、と言う話。
総事業収入がコミコミで9400万な経営規模の「博物館」に、いきなり2700万円もの計画外支出を要求する事が、どれだけ無茶な事かは、言うまでもない。
数百万円程度でも支払う姿勢を見せているだけ、博物館側も頑張ってるんだけど、上記の数字を見ればわかる通り、橋下は最初から「潰すつもり」で請求しているとしか思えない点。
個人的に、Ｂ関連とか在日コリアンの捏造歴史を展示とか、特定の腐臭漂う博物館なんて潰れても構わんのだけれど、追い込みをかけるにしても、こう、もう少し露骨ではない方法があったのではないのか、とも思う。