gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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韓国、甘い警備が浮き彫り…対米感情悪化の中 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

【ソウル=豊浦潤一】ソウルで5日、マーク・リッパート駐韓米大使が暴漢に襲われた事件は、韓国側の警備の甘さを浮き彫りにし、米韓関係に冷や水を浴びせた。
米韓は、シャーマン米国務次官が先月末、日中韓の歴史問題をめぐる対立は3か国すべてに責任があるとの趣旨の発言を行って以来、ぎくしゃくしていた。
リッパート大使は昨年10月に着任。オバマ大統領の側近で、韓国では米韓関係を強化する役割を期待されていた。「親韓派」としても知られ、今年1月にソウルで生まれた長男に洗俊セジュンという韓国名のミドルネームを付けたほど。日々の外交活動や日常生活を韓国語でソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)につづってきた。
しかし、韓国で対米感情は悪化しており、シャーマン発言に対して韓国メディアは「妄言」と反発。米大使館近くでは4日、市民団体が抗議集会を開き、「米国が自国の利益のために日本をかばっている」などと叫んで対米批判を展開した。
韓国では、軍事政権が民主化運動を弾圧した歴史的な経緯もあり、民主化した1987年以降、活発化する市民団体の運動を警察力で抑えることに及び腰になるケースが目立っていた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20150305-OYT1T50054.html

ニュースを見た瞬間、韓国政府が青ざめる顔が目に浮かんだぐらい、衝撃的な事件だった。
ノムヒョン政権時代の反米活動は、在韓米軍を追い出せとまで言う激しいものだったが、日韓関係の悪化に伴い、事大主義の朝鮮人は米国への擦り寄りを強め、戦時統帥権の返還と在韓米軍の縮小が始まるに至って、慌てて親米路線を強めていただけに、米次官の「政治指導者がかつての敵を中傷することで国民の歓心を買うことがないよう」という発言の直後に、韓国人による、親韓路線の大使襲撃事件、と言うものは韓国政府にとって許容しがたいインパクトがあっただろう事は想像に難くない。
韓国側の主張に「歴史的事実が無い」事は、アメリカも理解しており*1、この件でアメリカが韓国を見限り、日本擁護に立てば、韓国は米韓同盟を解消して竹島を取るか、竹島を日本に返還して米韓同盟を維持するかの2択を迫られかねないのだし。
もちろん、アメリカはこの一件で米韓同盟解消までの短絡的な選択はしないだろうけれど、米中を両てんびんに置いたコウモリ外交や、MD不参加、日韓軍事協力協定のドタキャンと言った、韓国の離米活動にまた一つ、実績が増えてしまった事は間違いなく、こうした積み重ねがアメリカをして韓国を見限る決断につながっていくだろう事は、想像に難くない。
韓国にとって不幸中の幸いは、殺人未遂で済んだ事であり、もし殺人に至っていたら…。
韓国の立場を日本に置き換えた場合のインパクトを考えると、空恐ろしいものがある。
なお、韓国メディアのニュースによると、大使襲撃は「米韓軍事演習に反対する為」と公表されているが、それが事実である保障は、全くないと思われる。
米次官の発言が理由だ、なんて報道したなら米韓関係に修復不能なヒビが入るので、まっとうに公表されるとは思えないので。

*1:米政府には、慰安婦についても竹島にについても、韓国側の主張とは矛盾する資料が残されている